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[6C] Carbon / 炭素



<香 調> スパイシーアンバーウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
カルダモン、アイスジンジャー、ブラックペッパー
ミドル
ペッパーブロッサム、アイリス、ハーブ、シナモン
ラスト
エレミ、スティラックス、ベンゾイン、サンダルウッド、ムスク



2012年発売の最初の5本のうちの1つで、調香はTakasago香料のFracoise Caron。グラース生まれの調香師でアイドル並に忙しいOlivier Crespの姉です。もちろん彼女も世にたくさんの香りたちを輩出している大御所で、彼女が炭素からイメージしたのは大地に根付いた生活の根底でした。全ての生物の構成材料であり、人間だって2/3は炭素です。人間にとって1番根底にある大切なもの・・・というイメージだったのでしょう。彼女が香りとして表現したのはスパイスのカクテルとウッディノートでした。

 

 

とてもドライでシャープな冷たさを感じるスパイスがウッディノートと共に弾けます。シトラスではなくスパイスのみで、かなり強めにジンジャーが効かせてあります。ジンジャーとカルダモンのスパイシーな部分が先に消え、少し柔らかくハーバルなニュアンスを感じられるようになると奥にあるサンダルウッドが感じられるようになります。それにしてもかなりのスパイスを配合しており、ナツメグやクローヴ等もあるのではないでしょうか。スパイスがウッディノートを取り囲んで離れないのです。時間と共に樹脂系の甘さがウッディノートを補佐しはじめ、スパイシーなアンバーウッディノートとなって消えていきます。リチウムはシャープでドライですが、こちらはもっと深く歪んでいく重さをも感じるアンバーウッディノートです。こちらはアンバーウッディノートをお好きな方はもちろんですが、スパイスがお好きな方はより楽しめると思います。

(10/01/2013)

 

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