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[1H] Hydrogen / 水素


<香 調> オゾニックフレッシュグリーン
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
グリーンアルデヒド、バジル、マンダリン、メロン、ウォータリーノート、ジャスミン、スパイス、バニラ、オークモス、ウッディノート、ムスクアコード
ミドル
ラスト



2012年発売の最初の香り。水素を担当したのはEtat Libre d'Orangeでお馴染みのAntonie Lieです。彼はフィレンツェで開催された展示会にも参加し、ブランドのブースでPRをしていました。彼にとって水素はエナジーの元素(要素)だそうです。確かに水素水が健康に良いとか、水素のサプリメントなんていうのも登場しているほど健康に繋がる元素ですよね。また、水素と言えば爆発。爆発するようなフレッシュな爽快感を彼らしいテイストでまとめた、というのがこの香りの全体像なのです。

 



香りはトップからスパークするグリーンアルデヒドとシトラスノート、そしてバジルのほの甘い香りが結晶化した鉱物のようにキラキラとキリリと香ります。柔らかいか固いかというと固い、でも香り自体は次第に柔らかくなって肌へ馴染んでいきます。アルデヒドの衝撃的な幕開けに一瞬戸惑う方もいるかもしれませんが、ケミカルさを楽しむというのはこういうことなのかもしれません。植物を構成しているのが1つ1つの芳香物質であるように、水素というのが1つ1つの芳香物質から出来ていたとしたら、その中にはありありとわかる花の芳香は必要ないでしょうし、精油感の強いウッディノートも必要ないかもしれません。アクアティックな香りも強く出ますが、それらはトップでの爆発で消えてしまい思ったほど持続はしません。肌に残るのは様々な薄いヴェールのような合成香料が幾重にも重なった香りたちです。それがムスクに包まれたオークモスだなんて言われなければ気づかないでしょうけど、分かってしまうととても楽しいのです。ベースにはDihydromyrcenolがあるようですので、少しメンズっぽい香りがお好きな方向けと言えそうです。これは、ムエットよりも肌の方が数倍楽しめますよ。

(08/01/2012)

 

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