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[3Li] Lithium / リチウム



<香 調> ドライアンバーウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
クミン、スパイス、ピーチ
ミドル
ローズ、アイリス、サフラン、スモーキーノート
ラスト
アンバー、レザー、シダーウッド、パチョリ、ムスク



2012年発売の最初の5本のうちの1つで、調香はNicolas Bonneville。2006年にISIPCAを卒業したばかりという若手パフューマーで、卒業後はTakasago香料でFrancis Kurkfjianに教わったそうです。

 



彼がリチウムから読み取ったのはコントラストだったそうです。リチウムとはもともとギリシア語で石の意味ですが、もっとも軽い金属です。軽さと重さ、固さと柔らかさのようなコントラストを意識しながら、火打石からやがて火の粉まで感じられる香りをイメージし、たどり着いたのはメタリックなサフラン。

肌に乗せた瞬間は確かにメタリックなサフランが香ります。そこにアンバーウッディ系の香りがローズと共に重なり、HermesのEau des Merveillesのウッディノート強化バージョンというか、CdG2のシャープなバージョンというような雰囲気のユニセックスな香りとなっているのです。そこからはスパイスが少しずつ消えてサフランがアイリスと共に柔らかく香りだし、ラストノートは鉱物っぽい雰囲気をもったアンバーウッディノートとなって消えていきます。アンバーウッディ系の合成香料を知っていると、いくつかそういった香料たちが重なっているのが読み取れるのですが、Iso E Superよりももっとウッディノートを強くしたTimberol系のものを重ねているのだと思います。アンバーウッディ系の香りがお好きな方であれば、間違いなく楽しめる香りですね。

(10/01/2013)

 

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