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[8O] Oxygen / 酸素



<香 調> フレッシュウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
ペッパー、アルデヒド
ミドル
サフラン、フランキンセンス
ラスト
ムスク、ベチバー、シダーウッド、パチョリ、ガイヤックウッド



 

2012年発売の最初の5種の香りの1つで、調香はHと同じくEtat Libre d'Orangeでお馴染みのAntonie Lie。5つの香りの中で1番元素に近いイメージの香りなのかもしれません。彼が生み出したのは少しメタリックでスパイシーな天然香料を使用したケミカルノートなのです。ベチバーは精油ではなくて単品香料だと思うのですが、酸素という香りを、深呼吸したくなるほど爽快ながら、肌に張り付くようなウッディノートで表現したのも彼らしい個性で、フランキンセンスがおが屑のようなウッディノートと共に肌に残ります。酸素なのにオゾンノートを全く使用しなかった点も意図的だと思いますが、樹木の中に酸素を溶け込ました感じにしたかったようです。液体酸素の中に樹木を入れて加圧したような・・・ってなかなかイメージが出来ませんが、ずっと香っているものではなく、漂っている感を表現したかったんですね。5種の香りの中では確かに香りとしてのインパクトは薄く、ムエットではいまいち感覚がつかめないほど、香り全体も薄っすらとしています。しかし、肌の上ではしっかりと存在感を放ち、合成香料の(Dihydromyrcenolのような)フレッシュノートとウッディノートが重なり合い、ムスクに包まれて消えていくのです。5種の中では1番ホワイトムスクが活躍しているとも言えますが、リチウムと重ねても楽しめそうですよ。

(11/01/2013)

 

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