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Fracas / フラカ


<香 調> フローラルブーケ
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
ベルガモット、マンダリン、ヒヤシンス、グリーンズ
ミドル
チュベローズ、ジャスミン、オレンジフラワー、スズラン、ホワイトアイリス、ヴァイオレット、ジョンキル、カーネーション、コリアンダー、ピーチ、オスマンサス、ピンクゼラニウム
ラスト
ムスク、サンダルウッド、オリス、ベチバー、トルーバルサム



 

ピゲと言えばフラカですよね。この香りはご愛用の方もいらっしゃるのではないかと思います。 濃厚で甘く官能的なフローラル。歴史に愛された香りと言う感じがします。1948年に発売となり、1996年に復刻したクラシックなフレンチフローラルブーケですが、アルデヒドのクラシックさ、落ち着いた渋さはあまりないのでクセはそれほどないです。ただ、濃厚ですが。

もう香料を見ただけで恐ろしいくらいにフローラルむんむんです。フラカというタイトルはフランス語で、英語だとノイズのような意味みたいです。メインはチュベローズで、もう付けた瞬間からチュベローズ満開です。チュベローズにグリーンです。ヒヤシンスっぽさのグリーンを一番感じます。ガルバナムっぽいのかなぁ。ボトルから香るとチュベローズが強いのですが、肌に乗せるとグリーンが強く出てきます。それに、ピーチのフルーティーさもありそうです。でも、複雑にからみあってチュベローズのシングルノートではないブーケになってるのですね。

すごいなぁ、これは女性ですよ、女性。女性であることを堂々と主張してる感じがします。

カサブランカの香りだと表現する人もいるみたいです。香料にはないけれど、フローラルブーケですから、カサブランカっぽさが出ていてもおかしくはない。ミドル以降は濃厚さが落ち着いて、ちょっと可愛らしい感じになります。香りに負けそうで普段使いしてない人もいらっしゃると思いますが、クローゼットにしまっておいて密かに楽しんでそうな人もいるのかもしれません。

精油っぽいチュベローズではなくて、調合香料で合わせた典型的なチュベローズアコードの香りです。精油の渋みを消し去ることで華やかな部分を誇張した、という甘やかなチュベローズの香り。

(07/07/2006)

 

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