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Sammarco Perfumes / サンマルコ・パフュームズ




Sampleレヴュー

Giovanni Sammarcoが2013年に創設したスイスブランド。彼は香水に限らずキャンドルやソープなども制作しているアーティストで、香料会社が集まっている環境の良さを求めて南イタリア(長靴の形の踵の辺りのLecceという街)からスイスに移住してしまったという情熱の人。本格的に商品を展開しはじめたのは今年の9月のことで、いち早くサンプルを送ってくれました。

彼は調香を本格的に学んだわけではなく、合成香料にも明るくはありません。ただ、天然香料、特に貴重なアニマル香料が好きなことがポイントで、彼の作り出す香りたちは、100%天然香料使用です。天然由来の合成香料を使用しているわけではなく、アブソリュート、エッセンシャルオイル、エクストラクト、ティンクチャーの使用ということです。彼自身は、今後いろいろ学んでいく上で合成香料の使用も不可欠であれば考慮する(全く否定はしないよ)、というスタンスですので、信念はあるものの、考え方は柔軟なようですよ。

最初は3つの香りでデビュー。それぞれは30mlが150スイスフランととても高価なのですが、量産していないため香料自体が高いというのも理由だと思います。香水だけではなくアニマル香料も商品として販売していますので、ご自身で調香されている方には嬉しいサイトになりそうですよね。彼はシベットとアンバーグリスのティンクチャーを送ってくれたのですが、紛れもなく本物でしたのでご安心を。

以下、簡単なインタヴューです。

1、インスピレーションの源は何?

大きくは2つで、自然と女性です。(きっぱりと言い切るイタリア人!)
自然は偉大なる調香師であり、全ての調香師のテーマの源でしょう。調香師はアーティストではないというのが持論だけど、本物のアーティストがいるとしたら、それは自然だと思う。美しいものを作り出す能力があるのだから。
もう1つは女性だけど、僕は女性が自分の香りを付けたり香ったりすることを念頭に置いて創作しているから。そもそも香水にはメンズもレディースもないと思っているので、気に入った香りだったら誰でも使えるよ。ただ、僕はいつも女性のことを考えて創るけどね。(さすがイタリア人!)

 

2、植物には昔から興味があったのですか?

正直言うとそうではなく、香りや植物に興味を持ったのは大学時代からなんだよね。

 

3、天然香料であることにこだわっているけれど、アロマセラピーと香水の違いってどう考えていますか?

1番大きな違いは機能性があるかないか、だね。香水は純粋に喜びに満ちたもので、アロマセラピーよりももっと抽象的なものだし、機能性はないし。

 

4、天然香料にこだわったブランドで好きなものは?

今の所、素材選びには天然香料を選ぶけど、自分が好きなものがあったら合成香料を使うのも悪くはないと考えてる。香水を作り始めた頃から、天然香料しか使っていないブランドは少ないと感じてたよ。天然香料だけではないけれど、尊敬しているのはTauer perfumeのAndy。彼は(香料会社に所属しない)最高の調香師だよ。

 

5、物作りをする上での自分らしさってどんなこと?

ダークで、ディープでストロングなこと。アニマルノートやディープな香りが好きだし、ごく少量使うとすごくセクシーになるから。(確かに、彼の作り出す香りたちはEdPなのですが、天然香料は持続をしない、という常識を覆すほど持続が良く、パルファムのようです)


サンプルも発売していますし、日本にも送ってくれますから、とても気さくでステキなイタリア人、サンマルコの香りにご興味のある皆さまは是非お試しを♪(12/11/2013)

 

レヴュー済みのものはタイトルにリンクあり
Naias (2017年)
Ariel
(2015年)
Bond-T
(2013年)
Vitrum (2013年)
Alter (2013年)
 

Special Thanks (Samples提供) ■Sammarco Perfumes (from Switzerland)

Official >>> 英語 ※International shipping 〔OK〕

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