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Franken Smellie / フランケン・スメリー

S11#400
S11#900
S12#920B

<香 調> フローラル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 4ml
<濃 度> EDT

トップ
ナイショ
ミドル
ラスト



とんでもない香料実験の結果がわかる?
ということで中身はナイショのようです!!
おかしな化学者のクッキングはいかに?

中身を隠されて発売されたらそれは気になるというもの。でも僕が謎解きのように解明していくと、この香りの軸はイランイランです。イランイランに少しジャスミンやネロリのようなフレッシュさを加えて、そこに少しマリン系のエッセンスとムスクを加えたというような香りです。香り自体が軽いのですが、さっぱりと使えるアロマの延長みたいなトワレになっています。ただイランイランが消えるとムスクが残るのですが、このラストノートは少しピーチっぽい甘さがあるのでハゴロモジャスミン風になっていてとても素敵です。何よりもイランイランの香りがとても綺麗ですので、夏仕様のスプラッシュトワレとしては使いやすいのではないでしょうか。

(29/11/2010)

上記のパターンはS11#400という番号だったのですが、2011年はS11#900となり、香りもグリーンパチョリになりました。肌に乗せた瞬間に弾けるグリーン香。そこから現れるパチョリ・・・。シトラスノートとネロリっぽいところが感じられますが、スイートパチョリの香りへと変化して落ち着きます。ナイショのブレンドは季節によって変わってしまうということなの?
それは楽しみでもあるけれど、気に入ってしまったら大変ですよね。

(21/09/2011)

2012年はS12#920Bとなりました。(920Aもあったのかもしれません・・・)スプレーのみでオイルがないこのシリーズの新作はココアローズです。なんとフランケンは片手にローズアブソリュートを持っていたのです。ココアではなくローズが軸で、このローズがまさにローズアブソリュートそのままだったのです。質の良い酸味あるその香りを存分に楽しめる香りとなっており、あまりに本格的なローズアブソリュートに驚きつつもそれらしさを楽しんだ頃、肌の上ではココアが香り始めます。ローズの中からココアが現れる感じですね。ココアは確かに香りますし、スパイスのようなビターココアとなっているのですが、ローズを邪魔することなくローズのアクセントとなっていますので、基本的にはやはりローズアブソリュートを楽しむための香りと考えて良いでしょう。50mlのEdTがわずか45ドル(3,600円ほど)購入出来てしまうのは、このブランドならでは。

(09/10/2012)

季節ごとに内容を変更して発売してくれるので、いつしか気づかないうちに香りが変わっていてびっくりしたりするのですが、最新作はナンバーではなくてthe yard next doorというタイトルになりました。でも、そういったタイトルのついていない香りを2つ追加しておきます。もう買えない香りではありますが、購入された方もいらっしゃるでしょうし、今後の再販もあるかもしれませんし。

S11#407はスパイスとグリーンがトップで弾け、その後にゆっくりと少し金属的なフローラルノートが広がっていきます。Linaloolを少しパウダリーにした感じもするのですが、スズラン系の単品香料に軽やかなオーキッド系のフローラルノートを重ね、たっぷりのムスクで覆ったような香りです。ラストノートは少しココナッツ調の甘さの残るフローラルムスクとなって消えていきます。

S12#1109はサンダルウッド調の合成香料にVanillinとクリーミーなミルク系の香り(Lactone系の香料)を重ねたスイートミルキーなサンダルウッドムスクというのが全体像です。香りのインパクトはそれほど強くはなく、基本的にムスクが多めですので、肌にピタッと張り付いてセクシーに香り続けてくれます。トップノートには少しシトラスフルーツがあったようで、すっきりとした酸味も微かに残り香に混じっていますね。この残り香にはアンバーノートもあるようですが、基本的にはウッディムスクがお好きな方に良さそうです。

(10/05/2013)

S13#310のレヴューを追記です。彼のブログで公開されているように、彼の住んでいるマンションの隣の空き地の香りを作ってみた、というもの。扉を開けるとそこには青い香りが・・・ということでリアルな青さを追求したのでしょう。香りはPhenyl acetaldehydeというローズ調のグリーンフローラルノートを軸に、スイートムスクを足した香りで、少し土臭いアーシーな大地の香りもしています。Phenyl acetaldehydeを知っていると、それ以上でもそれ以下でもないのですが、ムスクで香りを柔らかく包み込んでいる辺りが彼らしいテイストだと思います。香水というには少し物足りないシンプルなグリーンスイートムスクですが、フランケンがちょっと試してみた、というこのテーマにはぴったりですよね。

(19/08/2013)

 

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