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Pere-Noel Coward / パー・ノエルカワード


<香 調> ウッディバルサム
<仕 様> ユニセックス

<容 量> 8ml

<濃 度> P-Oil

トップ
地中海のスイートイモーテル、アトラスシダーウッド、カナディアンバルサムファー、ソースウエストパインバルサム(≒松脂)
ミドル
ラスト



2009年のホリデーコレクション(ウエストハリウッドクリスマス)の1つ。

1973年に亡くなったNoel Cowardというイギリス人の劇作家をモチーフにしたもので「真冬のダンディな肖像」。
それは完璧なまでのいかれた犬とイギリス人!!

タイトルはノエルカワード師で、ホリデーのシリーズを考えていた時に、サンタのモデルとなったSt. Nickは誰にしよう・・・と考えてみたところ、微笑む彼の顔が浮かんだのだそうです。彼の作った芝居が特に好きだったわけでもないのに、と。香りは一言で言うと「もみの木」です。もみの木の樹木の香りと松脂の香り(ファーバルサム)が重なった、なんとも言えないクリスマスの素敵な香りで、僕は大好きなのでうっとりとしてしまいました。Brentもこの香りが大好きな様子で、小さな頃、父親がクリスマスになると運んできたもみの木をトランクから運ぶ際、手に付いたヤニの匂いを香っていたそうです。日本人はなかなか部屋の中にもみの木を飾ることはないのでしょうけど、アメリカはやはり成木が主流でクリスマスシーズンになるともみの木の香りが部屋に漂うわけです。それは樹木そのものの香りに葉の香り、そしてヤニの香り。それらをぐるっとまとめて作ったのがこのクリスマスの香りなわけです。この香りを作り出すまでイモーテルの精油を使ったことかなかったそうで、使い道もわからなかったものだったのに、薄めたらバルサムムスキーな香りになってびっくりしてこの香りに組み込んだのだと。

系統的には松脂にもみの木なので、SMNのポプリとかオポポナックスが近いです。イソップのミストラも雰囲気は近いです。特にSMNのポプリが近くてバルサム調の甘さを強めたらそっくりになりそうです。もちろんコロンとは違いますので濃度もばっちりです。とろけるような甘さに包まれたもみの木の香りにうっとりとしてしまいます。

(14/11/2009)

 

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