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Moth / モス


<香 調> スモーキーオリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 60ml
<濃 度> Extrait de Parfum (20%)

トップ
ブラックペッパー、シナモン、クローヴ、クミン、レモン、ナツメグ、サフラン
ミドル
ヘリオトロープ、アイリス、ジャスミン、ミモザ、スズラン、ローズ
ラスト
アンバーグリス、ハニー、レジン、ガイヤックウッド、ムスク、ナガルモタ、ウード、パチョリ、スモーク、ベチバー



Nightingaleの後、次の香りを・・・ということでお題を頂いたのですが、その試作品を送った際に付けた別のサンプルがMothと名付けられて発売されることになりました。5月4日、発売です。


 

先日、オフィシャルのショートインタヴューにも答えて掲載されたのですが、香りの元になったのは、篝火というオリジナルでした。Nightingale同様に和歌をモチーフに作った篝火は、

御垣守衛士のたく火の夜はもえ
昼は消えつつ物をこそ思へ

という大中臣能宣が詠んだ有名な百人一首の和歌がモチーフでした。昼は抑えていた恋心が、夜になると篝火のように燃えだし、この身を焦がしていくというもの。真っ暗な中に浮かぶ真っ赤な炎をテーマに作っていた香りの印象が燃えた樹木に集まってくる蛾をイメージさせるということでMothになりました。もともと彼はスモーキーな香りを作りたかったそうなのですが、そこからは篝火をMothに近づけるため、フローラルノートを変更し、パウダリーノートを強め、スモーキーさも変更しました。スモーキーノートとしてよく使われるのはバーチタールとケードオイルなのですが、それだけではなくガイヤックウッド系の香料を使用したのです。ガイヤックウッドの精油はスモーキーでスパイシーな部分を持っているのですが、その部分だけを抜粋したような合成香料があるのです。

 

 

パチパチと燃える火をスパイスで表現していたのですが、入れすぎたものを彼は北京ダックのようだと表現したのがとてもユニークだったことを思い出します。結果、当初よりもスパイスを抑え、20%で使用してもパワフル過ぎない調香へと落ち着いたのですが、皆さんが思うよりずっと、フローラルノートはたくさん入っているんですよ。

 

 

当初、蛾と聞いたらモスラしか浮かばないとか、可愛らしくないと思ったのですが、イラストはなんのなんのとてもキュートなゴシック系モスとなりました。プレヴューでの評判がとても良く、わざわざ直接メッセージを下さる人もいるほど。万人向けの香りではないし、フローラルでも可愛らしくもない。でも、フレグランスマニアな皆さまに受け入れて貰えるというのが、僕にとっての一番の喜びです。グレーの液体となったMoth、本日より世界発売となります。それと、今回よりボトルキャップの上部にロゴの刻印が入りました。

(04/05/2018)

 

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