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Aedes de Venustas / アエデス・デ・ヴェヌスタス


<香 調> アロマティック
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
ルバーブ、ベチバー、レッドベリー、トマトリーフ、フランキンセンス、グリーンアップル、ヘーゼルナッツ、ハニーサックル
ミドル
ラスト



ショップ名をタイトルとした2つ目の香りですが、L'Artisan Parfumeurの方も廃番となっているわけではなく発売されています。日本国内でも2013年にL'Artisan Parfumeurの方で限定発売されたようですよ。こちらの商品はL'Artisan Parfumeurとは無縁ですが、調香されたのは同じくBertrand Duchaufourです。また、Barney's NYやTomorrowland等で取り扱いされています。

 

 

発売当初の2012年は225ドルだったのが、今では245ドルとなっています。国内価格は26,250円ですから、それほど差はないようですよ。

発売当初、展示会で香った際には、ルバーブのアロマティックなグリーンフルーティーさが際立って感じたのですが、実際に肌に乗せるとそれだけではないことが分かります。ルバーブをイメージさせる合成香料があるのですが、おそらくそちらを使用しているのでしょう。ルバーブの色はビジュアルのイメージにぴったりですから。そのルバーブの合成香料を軸に、、グリーンフルーティーノートやグリーンフローラルノートと合わせて5、6種は重ねているように感じます。香りはフルーティーさが消えた頃からフランキンセンスを感じられるようになってくるのですが、ハーブのグリーンにフローラルが重なった上でのフランキンセンスであり、明るくキレイな香りというよりは、柔らかくてユニセックスなフランキンセンスとなっています。いかにもBertrand Duchaufour氏らしいテイストではあるのですが、ダークさやスパイス、ウッディノートが控えめで使いやすい香りとなっています。香り自体はルバーブパープルのイメージではなく、どちらかというと早春を思い起こさせる香りであり、オフィシャルサイトではシプレとしていますが、シプレというよりやはりアロマティックだとした方が伝わりやすいのではないでしょうか。

(03/02/2014)

 

 

フルボトルからのレヴューです。何度試しても楽しい、という住古都捉えどころのないアロマティックな香り。グリーンノートはフィグを感じさせるような部分もあり、ルバーブのようでもあり、パッとアロマティックに弾けてやがて、フランキンセンスを少し感じさせる静かなオリエンタルへと変化していきます。甘さがバニラでもハニーでもなく、フルーツと樹脂の中の微かなものしかないため、甘さが際立っていないのも軽く感じられる要因なのかもしれません。今ほど高濃度ブームが顕著ではなかった頃の香りですので、香りがEdPとは言えEdT並みに軽やかで、あっさりと消えていくのです。

面白い小説は何度読み返しても新たな発見があって楽しませてくれますが、この香りも同様に、何度試してもユニークな部分があり、楽しませてくれます。

(21/11/2017)

 

 

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