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Oeillet Bengale / ウイエ・ベンガル


<香 調> スパイシーフロリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
ベルガモット、ホワイトペッパー
ミドル
ローズ、ブラックペッパー、シナモン、カルダモン、サフラン、ターメリック、クローヴ
ラスト
トルーバルサム、ラブダナム、イランイラン、ベンゾイン、バニラ



2014年発売。ベンガルカーネーションと名付けられた香り。でもこれ、カーネーションではなくて画像のようなローズの品種のことで、調香はRodrigo Flores-Rouxが担当。でも、このタイトルで検索しても花がたくさん出てくるわけではないのですが、実際にチャイナローズの系統で、学名はRosa Indica caryophyllea。こちらで調べていくと画像のようなブルーローズ系ではなく、花弁は赤やピンクが多いことがわかります。ローズを見ていてカーネーションに感じてストーリーが浮かんでくる・・・そういう妄想も魅力の1つですよね。

 

 

テーマとした花はローズなのに、香りはタイトルのようにカーネーションになっています。クラシカルなL'Air du Tempsに代表されるBenzyl salicylateを軸としたカーネーションで、そこにシナモン調のスパイスを利かせてよりスパイシーにしているのが特徴です。もともとカーネーションにはクローヴを使用しますから、カーネーションはクローヴ調のスパイシーフローラルとなり、スパイスと相性が良いのです。ストロベリーはトップでの微かなニュアンスに留まり、全体的にはふんわりとしたシナモン調のフロリエンタルとなっていて、ミドル以降はイランイランの香りが感じられるようになります。

(25/03/2015)

 

 

フルボトルからのレヴューとなります。ボトルキャップが跳ね上げ式というか、スライドしてスプレーを隠すタイプとなっていますのでねキャップ自体は外れず、かといってスプレーの邪魔にもならず美しいフォルムです。ボトル自体も実に歪な形となっていて、特定の向きでないとボックスにも収まりません。こうした部分にこだわりを感じますよね。細部まで手を抜かないのは使う側にとっても魅力的ですから。

 

 

香りの印象は以前とあまり変わっておらず、シナモン調、クローヴ調のスパイシーノートを使用し、ローズ系、ジャスミン系、サリチレート系の香料でカーネーションとしてまとめられたもの。でも、もともとがローズですので、その部分も少しニュアンスとして残した印象を受けます。ハニーノートがイランイランっぽいフローラルとと共に肌に残るのですが、上記のビジュアルカラーにぴったりなフロリエンタルとなって終わりますので、こうした色味がお好きな方は是非お試しを。セクシーすぎないフェミニンさで、男性が使うととってもクールだと思います。

(18/08/2018)

 

 

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