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My Queen / マイクイーン


<香 調> フローラルウッディオリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
スイートヴァイオレット、パルマヴァイオレット、スイートアーモンド
ミドル
オレンジブロッサム、ヘリオトロープアブソリュート、ホワイトムスク、ホワイトフラワーズ
ラスト
パチョリ、シダーウッド、アイリス、ベチバー、バニラ



2005年の発売。アールヌーボーガラスのコレクターであるマックィーンがデザインしたボトルは、人間工学的なだけでなく、自信の嗜好が生き生きと表現されたボトルとなっています。

 



雲を背景に、王座に座る女性。自分を支配するクイーンのイメージなのですね。まるで映画のポスターのような、ストーリー性が見える香りでもあります。

 



香りはヴァイオレットを軸にヘリオトロープやアイリスと言った似た感じの香りが配され、そこにアーモンドのツンとした酸味とシダーウッド、バニラが広がります。香りをふくよかにしているのがベチバーとパチョリで、フルーティーさのないフローラルブーケにウッディが重なり、少しパウダリーさを足した感じです。上品ですが、芯のしっかりした印象と、優しげな印象が共存しています。似てる系があると言えばありそうなのですが、これはこれでしっかりと確立しててマックィーンらしいテイストです。

ムエットでは、ベチバーとパチョリがしっかりと香り、フローラルが弱めです。バニラも強いですし、人によって随分と印象が違うのかもしれませんので、ムエットで判断せずに肌に乗せてチェックした方が良さそうです。

(15/07/2006)

 

今更ながらボトルを手にするとKilianのロシア限定品として発売されたファベルージュエッグ(イースターエッグ)ボトルを思い出しました。

 

 

香りはパープルボトルを意識したパープルフラワーで、上記のようにヴァイオレットを軸にアイリスやヘリオトロープが彩ってスタートです。バニラがとても効いたスイートフロリエンタルで、アーモンドをアクセントに、ベースはバニラウッディが支えて広がっていくのですが、アーモンドは青酸カリを思い起こさせる香りでもあるわけで、毒というのは甘いイメージもあるわけで、そうしたイメージもあっての香りなのかもしれないと想像してしまいました。そう、ヴァイオレットに包まれたスイートポイズン風なのです。

残念ながら初期のこの香りも彼の死と共に廃番になってしまいましたが、キャップを変えれば高級感も出るわけで、金型は残しておいていつの日か・・・。

(01/03/2023)

 

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