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Sampleレビュー

■Ambre et Diamant Noir (2000年)

石と調和した香り。フロストガラスの合間にある半月部分からのみ香水が見えます。3年をかけて練られたボトルは美術品のようです。タイトルは「琥珀と黒ダイヤ」の意味。

トップ:ベルガモット、タラゴン、ラベンダー、セージ、ネロリ
ミドル:ジャスミン、ローズ、アイリス、オレンジブロッサム、ジョンキル、イランイラン
ベース:クマリン、ベンゾイン、バニラ、ムスク、サンダルウッド、パチョリ、オークモス、シベット、カストリウム、アンバリン

贅を尽くした天然香料です。クマリンとアンバリンは合成香料ですが、敢えてそこを天然と言わないあたりが正直です。その他の香りは全て天然香料で揃えられますので、信じても良いと思いますよ。濃度は15パーセントのEDPで、調香はご本人ではなくて専門機関に委託したとのことですが、どなたの調香なんでしょうか。

価格も高級感漂う50mlで190ユーロ(3万円)ですよ!!(First in Fragranceでは265ユーロ)リフィルは良心的に90ユーロですが、明らかにあのボトルあってこその香りですから190ユーロを支払いたくなります。海外からのメールオーダーを受け付けているそうですから、英語でのメールのやり取りが平気な方は問い合わせてみると良いかも。パリのホテルリッツで扱っているのですが、僕はリッツの前で勇気がなくて入ることが出来ずにいた口です。

付けた瞬間からとてもオリエンタルです。アンバー調のくぐもったパウダリーな甘さが出ていたのですが、トップで落ち着いてフローラルが出てきました。やはりパウダリーさが出ているということでアイリス、クマリンが強いのかな。ジョンキルの渋いグリーンも少し感じますし、ジャスミン調も感じます。逆にわずかながら入っているであろうシベットとカストリウムはほとんどわからなくてアニマル香は全然していません。ミドル以降はとても使い安いパウダリーオリエンタルになっていくのですが、ベンゾインとかアンバリンにバニラが加わっているのですからやはりアンバー調がベースですよ。オークモスもわずかですが感じます。トータル的には流行を追わないモダンクラシカルでどっしりとした存在感のあるオリエンタル、という雰囲気になっています。(オポポナックスっぽいという方が伝わり安いのかなー)ボトルがキレイなのですっきりとした「美しい系」を想像しているとちょっとショックかも。(29/02/2008)


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