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Gold Woman / ゴールド・ウーマン


<香 調> フローラルアルデヒド
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT、EdP

トップ
ラブダナム、スズラン、シルバーフランキンセンス
ミドル
ミルラ、アイリス、ジャスミン
ラスト
サンダルウッド、シダーウッド、アンバーグリス、シベット、ムスク



 

 

パワフルフローラルと名づけられたレディースの香り。イギリスの名門宝石細工師のアスプレーがデザインした、24%の鉛ガラスに24金でメッキ装飾されています。それにしても、このボトルはものすごく重い。どっしりとした重量感がすごいんです。

香りは、とってもクラシカルで重厚。樹脂香に動物香です。アイリスのパウダリーさも強くでていますし、ジャスミンのようなフローラルがあるのもわかります。でも、その華やかさというか、すっきりさ、清楚さを許さないかのような重厚さがあるんです。渋いとか、スパイシーだとか、アニマルすぎて辛いという香りでは決してありません。一番強いと思われるのはフランキンセンス。そこにアンバーグリスがあるのも分かる感じですが、シベットはわからないです。いや、シベットがわかるくらいに入っていたら大変な香りになってしまうんでしょうけど。パチョリにも共通する「絨毯的」なイメージの香りで、湿った香りがします。パチョリはもっと土っぽさがありますが、これはアイリスもあってドライになっています。最初に香ったときはアニマルノートを強く感じたのですが、久しぶりに香ってみたら、以前ほど強くは感じなくなっていました。

一応レディースのEDT(リニューアル後はEdPとなりました)なのですが、この香りに僕は性別を感じません。アントワネットとか中世のあの豪華な衣装でも似合いそうなクラシカルシプレです。ちなみに、50mlで3万円という高価格で、まさに富豪向けという感じです。画像のボトルはリニューアル前のモスクをイメージしたボトル。

(23/05/2007)

香りの核は飽くまでもジャスミンとアイリスで、No.5のアルデヒドをフランキンセンスに置き換えて少しオークモスを加えた感じです。ラストノートに残るのはシダーウッドとベチバーのようなウッディノートの欠片とムスクです。このラストノートがなんとも言えずある意味絨毯っぽく感じるのですが、クラシカルな香りには良くあるベースノートだと思います。(シャネルなんか特にNo.19ももういう系統のベースです)

(09/04/2010)

模倣レシピにチャレンジしたのですが、予想通りの香りでした。軸となっているのはそのままChanelのNo.5で、ベチバーとネロリ、ローズの代わりにたっぷりのフランキンセンスとアイリスを投入した感じです。少しパウダリーなウッディノートと共にフランキンセンスが肌に残るのですが、トップからミドルまでの軸はジャスミンです。それもNo.5と同じですよね。調香はMadame Rochasを手がけたGuy Robertなのですが、彼がNo.5をオマーン風にアレンジした・・・という感じです。

(07/09/2011)

 

 

現行品のバージョンを追記です。双子のように似ていながら、似ているもの同士を比較するとその違いが顕著にわかるようになります。(パッと見、双子は似ていて区別が付きにくいですが、並んでいると区別が出来るのと似ていますよね)

まずは濃度による違い。現行品の方がどっしりとしたフランキンセンスがトップから香り、重厚感が増しています。厚みのあるオリエンタルさが続くのに対し、オリジナルの方はアルデヒドの出方も強く軽やかさを保持しており、フランキンセンスが少し明るめに感じられるのです。EdPはムスクとアイリスでフランキンセンスを包み込んだようなまろやかさを感じるのに対し、オリジナルはもう少し平坦というか、フランキンセンスの上にムスクのヴェールがかかっている感じで、現行品よりもChanelのNo.5に近く感じます。特にミドル以降の違いが顕著なのですが、どちらが良いということはなく、それぞれにステキなまとまり方をしていますので、現行品の方が残念な仕上がりになっているわけではありません。

(26/05/2014)

ヴィンテージのパルファムを追記です。ヴィンテージのものは大きな箱に小さな箱が入っているのですが、サイズが違っていてスカスカという残念な状態。つくづくこうしたところを見ると、隙のないラグジュアリー感を感じるChristopher Chongのプロデュースになって良かったと思います。ボトルはとても素敵で、7.5mlのパルファムにはタイトルがついていません。

 

 

とても中東らしいスタイルですよね。底にはブランドロゴだけがあり、何の香りなのかわからないのですが、香れば一発で判明、これはゴールドウーマンでした。他の香りのものが存在するのかどうかわからないのですが、パルファムは持続も良いし、香り自体も豊かなのですが、何とも言えないしっとりとした艶やかさがあるのが特徴です。調香はオリジナルと変わらず、No.5を軸としたフローラルアルデヒドをアイリス、フランキンセンス、ムスクで柔らかくしっとりと包み込み、それは素肌にファーを着ているような手触り。限定でAttarシリーズがパルファムですが、この香りはないんですよね。復刻しても売れるのではないかと思うのですが・・・。こういったクラシカルなものも今後に期待したいです。

(02/11/2016)

 

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