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Blue Madeleine / ブルー・マドレーヌ


<香 調> セミオリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
ベルガモット、ピンクペッパー、シナモン
ミドル
センティフォリアローズインフュージョン、ブラックティー、ミルキーノート
ラスト
ケード、ペルーバルサム、プラリネ、サンダルウッド



2024年4月発売。思い出コレクションとしてVilla Primeroseと共に発売されたか香りの1つ。1886年に建てられたVilla Primeroseに引っ越した際、グラースの思い出が一気に蘇ってきたそう。その中で客人を迎えるアフタヌーンティーにマドレーヌが欠かせないということも。そこから、マドレーヌと紅茶を軸にグルマンな香りとなりました。いつだってお茶請けにはマドレーヌが用意してあったという祖母との幸せな思い出。嗅覚が記憶と密接な関係にあることは広く知られていますが、オフィシャルサイトではプルーストの言葉が引用されていますが、プルーストはケーキを紅茶に一口浸した後に飲んだ紅茶から、身震いするほどの記憶が蘇ったのだそう。

 

 

ベルガモットとピンクペッパーの弾けるトップノートが一段落すると、香りはシナモンをアクセントとしたブラックティーへと変化していきます。ローズ、スモーキーなケード、ミルキーな香り、それらが全て1つにまとまり、セミオリエンタルとなって広がっていきます。バニラやカラメルの強いグルマンではなく、セミオリエンタルとしてまとまっていて、ブラックティーがどことなくレザーに感じられる辺りがとてもシックです。マドレーヌそのものを再現したグルマンではない点が心地良く、EdPらしい軽やかなスイートウッディムスクとなって肌に馴染みます。

 

 

Villa PrimeroseもBlue Madeleineもわずかながらセンティフォリアローズのオイル(absではなくインフュージョンオイル)が使用されているようで、こちらにはオレンジブロッサムも使用されています。

 

 

どうしてこのグルマンな香りがライトブルーのグラデーションになったのかお聞きしたみたところ、Villaの壁紙や装飾にブルーがとても印象的に使われているのだそう。だから、Villaの内装とボトルがリンクしているのだと。香りの印象だけならばライトブラウンやベージュをイメージしてしまう。でも、Riviera Collectionとは違う軽やかなライトブルーのグラデーションとなったのでした。

(17/04/2024)

 

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