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Nuda Veritas / ヌーダ・ヴェリタス


<香 調> マリンフローラルシプレ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EdP

トップ
ベルガモット、キャローン、オレンジブロッサム
ミドル
サンバックジャスミン、チャイニーズジャスミン、オスマンサス、ティアラフラワー
ラスト
パチョリ、タジェット、アンブロキサン、オークモス、アンブレットシード



 

2018年、春の展示会にてWhite Collectionの3つの香りが公開されました。調香は全てMarie Salamagneで、グスタフクリムトの有名な壁画Beethoven Frieze(ベートーベン・フリーズ)にインスパイアされたもの。白という色は、新たなアイデアを形にしていくための始まりの色、つまり真っ白なキャンバスということですね。

Beethoven Frieze(ベートーベン・フリーズ)はベートーベンに捧げられたもので、1902年のウィーン分離派の展覧会に向けて描かれたものです。幅34メートル、高さ2メートルの3面の壁画で、第九と、ワーグナーによる第九解釈を表現したものだとされています。

クリムトは当時、女性の裸体や骸骨などをモチーフとした作品を発表していたことで保守派から孤立し、分離派となります。ベートーベンも第九を発表した際、器楽曲でありながら歌曲にもなっていたことが物議を醸し、孤立した経緯があるため、似たような境遇を感じたのではないかとされています。クリムトは第九を「幸福の追求」がテーマだとして3面の壁画を描きました。この壁画も含めてクリムトの作品にはゴールドが多用されています。またAtelier Des Orsもゴールドをテーマとてしいるので、ゴールド繋がりでテーマとしたことも納得ですよね。

第一の壁に描かれているのは、「幸福の天使」で、テーマは「幸福への憧れ」。人々が黄金の騎士に、哀願している様子が描かれています。幸福になるために、弱者が強者に哀願しているのです。タイトルは裸の真実という意味。

 

 

香りは強いマリーンシトラスで幕開けです。あぁ、懐かしい。2000年代はこうした香りが市場に溢れていました。キャローンはまさにマリンフレグランスを象徴するような、とても力強く伸びやかに持続するマリンノートです。そのパワフルさに押されてフローラルノートが見えづらいのですが、ミドルのフローラルよりもパチョリやオークモスのシプレ感の方が感じやすく、マリンシプレという変化球で楽しませてくれます。天使のイメージで調香をするとしたら、僕もホワイトフローラルにオレンジブロッサムを重ね、浮き上がるようなキラキラとした軽やかな香料を使うだろうなぁ・・・なんて。

(07/05/2018)

 

 

 

画像のボトルは2023年に発売されたコールドエディション。ブランドの10周年である2025年はクリスマスシーズンに向けてタツノオトシゴがゴールで描かれた限定品が発売となりました。同時発売された3種の中ではこの香りが一番売れ筋のようで、Extrait de Parfumも発売されています。

あれ、マリンだったよね、と記憶を呼び起こすものの、香りは一瞬のマリンの欠片を放つものの、すぐにシプレ調の落ち着いたトーンへと変化していきます。モダンクラシカルなフローラルシプレでありつつ、マリンノートをまるでスパイスのように配置した少し珍しいトーンで、少し違っていたらマリンガーデニアになっていたであろうバランスを、全くガーデニアではないマリンフローラルシプレに仕立てた調香で、これであれば往年のマリンノートが苦手な方でも楽しめるタイプなのではないかと思います。ムエットより肌の方が美しく広がりますので、是非肌でお試し下さい。

(29/09/2025)

 

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