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Panthere / パンテール


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml、15ml
<濃 度> EDP、P

トップ
グリーンマンダリン、ネロリ、グレープフルーツ
ミドル
チュベローズ、ガーデニア、ジャスミン、フリージア
ラスト
トンカビーン、パチョリ、サンダルウッド、ラブダナム



1987年発売。チュベローズに焦点を当てた作品。この香りにはトワレとパルファムもあるのですが、フレッシュ版も出ていますがレヴューはEdPです。良く見るとボトルキャップにパンサーが座っているんですよ。パルファムはこのキャップとパンサーがゴールドで、とても美しいボトルです。

 



香りは、少しピゲのフラカを彷彿されるようなチュベローズの香りです。調香を手がけたのは人気者のAlberto Morillas。すっきりと爽やかなのではなく、パチョリやウッディの混じった妖艶さを持ったチュベローズ系ですね。付けた瞬間はトップのシトラスも感じますが、あっという間にミドルのフローラルにかき消されてオリエンタルさが前面に出てきます。可愛らしくて使いやすい香りではなく、あくまでも「パーティー仕様の香りです」と言わんばかりの主張です。ミドル以降にチュベローズが落ち着くと、今度は渋めの樹脂っぽさも出てきます。ラブダナムでしょうか。すると、妖艶さがひと段落して肌に馴染んだ香りへとなっていきます。ムエットではこのラストノートがなかなか出にくいようですので、直接肌に乗せて確認された方が良さそうですね。チュベローズ系の華やかさは、フラカの方が強いかも。ミドル以降はこちらの方がかっこ良さを感じる香りになります。フラカは最後まで華やかですからね。

(24/08/2007)

 

 

Parfumレヴューの追記です。パルファムにはサイズのよっていろいろとタイプがあるようですが、フランスのオフィシャルサイトではパルファムの扱いがなくなっていましたので、現在では発売されていないのかもしれません。キャップとボトル下部が赤いボトルもあるようですが、手元にあるのはポスターと同じタイプのブラックキャップです。ポスターのものは30mlで、右の画像は15mlのトラベルタイプとなります。香りは基本的にEdPと同じでチュベローズとアンバーというコンビネーションがしっとりと香るのですが、チュベローズらしさはトップノートが1番強かったかなぁ。時間と共にチュベローズのフローラルブーケに変わっていくのですが、オリエンタル調になっているのが特徴です。今年発売されたL'ArtisanのNuit de Tubereuseからスパイスを抜いた感じの香りなのですが、こちらの方がチュベローズが強くて香水らしい品格があります。L'Artisanは個性的なのですが、女性らしさはこちらの方が上です。カルティエのパルファムって他のブランドに比べて高くないのですが、香りも通常のパルファムというよりはアルコール臭のないEdPという感じで、重くどっしりとした感じはしないので使い安いパルファムとなっています。

(16/07/2010)

 

 

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