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Sampleレヴュー

■Vetiver Dry (1988年)

1957年のVetiverとは全く別物とした後年に発売された香り。すでに廃番となっています。

サンダルウッド、スパイス、フルーティーノート、フローラルノート、ムスク、ベチバー

これはスパイシーですね。ドライというだけあって、辛口なトニック系ウッディです。メンズのトニック香というのはスパイスとドライなウッディノートを中心に形成されていくような気がするのですが、ジュニパーとかセージ辺りが中にありそうです。下記の元祖のベチバーと共にオーソドックスと言えばオーソドックスなベチバーなのですが、こちらの方がファッションフレグランスっぽくて、元祖のベチバーの方が穏やかです。


■Vetiver (1957年)

メンズのウッディシプレな香りで、Edouard Hacheが調香を担当。

トップ:ラベンダー、マンダリン、クラリセージ、ぺティグレン、レモン
ミドル:カーネーション、サンダルウッド、アイリス、ジャスミン、ベチバー、シダーウッド
ベース:アンバー、ムスク、オークモス、ミルラ

ラベンダーの利いた、いわゆるメンズのベチバーです。土臭さがあるどっしりとしたベチバーではなくて、ラベンダーにセージ、シトラスノートの入ったさっぱりとした香りで、通常のウッディノートの部分でベチバーを前に出しているという感じですね。普通にいつの時代も受け入れられやすいベチバーだと思うのですが、やっぱり一度廃番となった後、1995年に再販されています。Ma Griffeと同じなのですが、おそらく1995年にライセンスが別会社に移ったのでしょう。ラベンダーが薄れてくると軽いシプレ調のウッディになって落ち着きます。(03/09/2010)

 

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