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Ortiughia / オルティージャ


<香 調> フルーティーフローラルウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
アップル、オスマンサス
ミドル
フィグ、フィグミルク
ラスト
サンダルウッド、ベチバー



2017年発売。2つ目の香りはシラクーサにあるオルティージャ島がテーマとなりました。4,500人ほどが暮らす世界遺産の島は、古代遺跡がたくさんあり、シチリア島の中でも歴史を感じることが出来る島となっていて、彼らの拠点でもあります。

 

 

シチリア島全体としてそうですが、いちじくがとても美味しくて、様々な料理に使われています。ジェラートが一番手頃に楽しめると思うのですが、それにオスマンサスを合わせたというのがこの香りの軸です。フィグと言えばココナッツ、ココナッツと言えばサンダルウッド・・・という安定感のあるコンビネーションに、意外に感じられるオスマンサスがとても良くマッチしています。それはココナッツとピーチの相性が抜群であること、ピーチとフィグの相性が抜群だという理由があります。オスマンサスはピーチとスイートオレンジ足したようなアプリコット調のフローラルですから、フィグとの相性が良いわけです。この中に使われているオスマンサスはまさにそのアプリコットを軸としたフルーティーなオスマンサスで、トップではフィグが、時間と共にオスマンサスが広がるようになってきます。

(04/10/2018)

 

 

2024年春、彼らの拠点であるシラクーサのオルティージャを訪れました。ボトルに描かれているドゥオモはオルティージャにあり、ギリシア文化とシチリア文化が時代によってミックスされた、とてもユニークな建築となっています。彼らに案内されて島を回った際、建物の屋上に大きないちじくの木があるのが見えました。オーナーのアンドレアは、オルティージャの香りがフィグになったのは島のあちこちにそうした樹木が植わっているからなのだと教えてもらったのでした。早春だったので観光客のいないシーズンでしたが、真夏はきっとごった返すほどの観光客で賑わい、フィグを使用したドルチェも多く提供されていることでしょう。もちろん訪れた記念にオルティージャを購入してきました。Ortiughiaというのはシチリア語での表記のよう。

 

 

香りは上記のレヴューと変わらず、アプリコットの強いオスマンサスがフィグに重なってのスタートです。アップルというよりはアプリコット調の方が強め。アプリコットはピーチとスイートオレンジで作るため、ピーチと相性抜群なフィグとも合うわけで、同様にココナッツつながりのサンダルウッドがベースを支えています。ベチバーは強く香ることはなく、ココナッツウッディのサンダルウッドに柔らかく支えられ、フルーティーフローラルウッディとなって香ります。ピーチとフィグの明るくフレッシュなコンビネーションは青い海と空にピッタリですので、是非シラクーサを訪れた際にはオフィシャルストアに足を延ばし、この香りを手にしてみてください。香りが旅を彩ってくれるはずです。

(20/08/2024)

 

 

 

 

 

 

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