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Light Blue / ライトブルー


<香 調> フルーティーフローラル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 25ml
<濃 度> EDT

トップ
レモン、グラニースミスアップル、ブルーベル
ミドル
ジャスミン、ホワイトローズ、バンブーウッド
ラスト
シダーウッド、アンバー、ホワイトモス



2001年発売で、調香はFirmenich社のOlivier Cresp。日本ではとにかくティーンにヒットした香りです。ブルガリのプールオムとライトブルーはもうティーン御用達といったイメージがついてしまいましたが、香りはとてもジューシーでライトで使いやすい香りですから、ヒットしたのも頷けます。こういう香りが日本に人気なのか、というのを世界各国に示したのではないでしょうか。グリーンアップルとレモンがメインと言われますが、そこまでグリーンアップルさは強くはないです。両方感じることは感じるのてすが、グリーンアップルそのものではないですよ。しっかりとベースにD&G特有の香りも潜んでいます。

使う人が多い分、使っていると香りを当てられる可能性も高いですよね。少し低価格で販売しすぎて残念です。

(11/08/2006)

 

未だに廃番になっていない、ブランドとしての最大のヒットフレグランス。キャップはライトブルーから経年でグリーンに変化してしまいましたが、販売されている商品はまだライトブルーのまま、デザインは大きく変わってはいません。ただ、フランカーが発売されていますので、オリジナルをお探しの場合はご注意を。

香りはそうそう、と記憶が一気に蘇る、爽やかなフレッシュフルーティーフローラルです。特にトップのレモンが爽やかで、添えられたアップルノート(Hexyl acetateとVerdox)が明るさを倍増させています。グリーンアップルにするにはグリーンノートが必要なわけですが、この香りはそのグリーンの部分をヒヤシンス調のブルーベルアコードにしたことで、グラニースミスアップルがグリーンアップルに感じられるのです。

フローラルノートのジャスミンとローズもフローラル感はあるけれど、ジャスミンでもローズでもなく、モスはあるけれどシプレではありません。飽くまでも手触りの軽いウッディムスクのベースで、ラストノートは梨を食べた時のざらざら感が残ります。軽いEdTではありますが、この当時の調香はすでにムスク多めで、軽めなムスクを多めに配することで持続を高めていました。時代を感じる、その後の柔軟剤ブームの香りのベースにもなったであろう香り。

この香りを香るといつも思い出すのは桃の天然水です。性別問わず大ヒットした桃の天然水ですが、桃の果汁が入っていたわけではなく、リカバリーフレーバーが使われたわけでもなく、ただただフレーバーが添加されていただけです。天然とか合成とかそんなことはどうでもよくて、フレーバーは大切だよね、と思い出させてくれました。この香りも、合成香料なくして成り立たない、合成香料を軸とした香りです。

(09/01/2024)

 

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