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Opulent Shaik Classic No.77 / オピュラント・シャイク・クラシック・ナンバー77


<香 調> フルーティーフゼア
<仕 様> メンズ
<容 量> 120ml
<濃 度> EDP

トップ
ベルガモット、レモン、ラベンダー、バジル
ミドル
ゼラニウム、クローヴ、アップル、シナモン
ラスト
シダーウッド、パチョリ、オークモス、ラブダナム、バニラ、ムスク



 

シルバーとクリスタルという豪華な組み合わせの品で、調香が明らかとなっていないのですが、150種の香料を使用。香料はフランスからのようですから、南仏の香料会社に委託したのかもしれません。東と西の国の融合(ハーモニー)がテーマだそう。現在、


OPULENT SHAIK COLLECTION
CHIC SHAIK COLLECTION


という2種類のシリーズがあり、この香りはOPULENT SHAIK COLLECTIONのメンズということになります。OPULENT SHAIK COLLECTIONはとんでもない豪華バージョンがあり、メンズもレディースもシルバーの部分にダイヤなどの宝石がどっしりと配されたタイプが2007年の3月に発売されました。なんと1本約300万円 。さすがに高額なのでリフィルも対応しているようです。

 

 


メンズもレディースもデザインがいかにも・・・なスタイルで、作り込みを見ているだけで楽しめます。この香りも199ドル(219ユーロ)なので気軽に買えるようなタイプではないですし。なんと言ってもシルバー部分がメタル仕様で手にずっしりと重いんですよ。ボトルもキャップも全てがずっしりです。重厚感たっぷりなアラビア香水。

肝心な香りは比較的オーソドックスなシトラスウッディで、何とも使いやすいカジュアルな香りになっています。軽やかなコロンではなくてメンズにありがちなアロマティック系といったところ。サイプレス、シトラス、ローズマリーのようなものにカルダモンとか少しアニスを加えたような感じのトーンですね。そのベースにウッディがある、というような全体像で、ラストノートは仄かな甘みが残ります。アパレル系の製品にありがちな香りですから大きな特徴はありませんが、フォーマルにもカジュアルにも使える優等生的な香りと言えます。

(08/01/2008)

 

 

何と17年も追記がなかった香り。17年で世界事情も変わり、メタルなキャップは珍しくなくなり、こうしたボトルも中東では多く見受けられるようになりました。そのいわばはしりとも言える1本です。

香りはアップルに少しアプリコットなどを加えたようなシトラスフルーティーなフゼアで始まります。このフルーツと全体なトーンは何となく、そっくりなわけではありませんが一世を風靡したD&GのLight Blueをメンズ調に仕立てたという雰囲気に感じられ、きちんとしたメンズ香だよね、と思っていたら香りは軽やかなフルーツの残り香を伴ってフルーティーフゼアなウッディムスクに落ち着きました。これほど軽やかだったのかとハッとするほど鮮やかな切り替わりで、ラストノートが仄かに持続していくEdPです。

フゼアというのはファッションフレグランスのテッパンであり、なかなかユニセックスなニッチフレグランスには見られなくなってきた香りですが、たまにはこうしたメンズらしいメンズ香も心地良く感じられたのですが、そう考えるとフゼアをそのまま保持しているChanelは今や希少なスタイルとなってきたのかもしれません。シトラスノートにラベンダー、ゼラニウム、パチョリにオークモスというとてもオーソドックスなフゼアベースにいくつかアレンジをした香りですが、若い世代には新しく感じられたりするのでしょうか。

(07/01/2025)

 

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