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Sampleレビュー

 

 

■Infleurno (2024年)

春と植物再生の女神でありつつ、冥界の女王でもあるペルセポネ。ハデスと悪魔に別れを告げ、自由を喜び踵から火花を散らし、植物を再生させていく。

トップ:グレープフルーツ、ユズ、レモン、ベルガモット
ミドル:ジャスミン、マグノリア、オスマンサス、パッションフルーツ、ブラックカラント
ベース:フランキンセンス、シダーウッド、ラブダナム、ベチバー、オークモス、レザー

焦げたグレープフルーツにクリーミーなホワイトフローラル、スモークという個性的なシトラスを織り交ぜたテーマカラーはオレンジの香り。グレープフルーツの皮の苦味はパッションフルーツととても相性が良いので、そこをつなげたビターシトラスフローラルで始まります。個性的で攻撃的なスモーキーオリエンタルではなく、予想以上に明るさを湛えたシトラスフローラルがメインで、ベースノートへはなかなかたどり着きません。合成香料のシトラスノートがとても持続を長くしていて、サマーフレグランスのように浴びたくなるフレッシュフルーティーフレグランスとなっています。(29/08/2025)


■Quir (2023年

)レザーと快楽というシークレットな世界。光沢のあるブーツとヴィンテージのバイクジャケットに、輝くシルバーのリベットとバックル。クラブの暗い部屋に充満するタバコの煙とカーネーションのボタンホールを着たダンディと過ごす夜。

トップ:ベルガモット、ピンクペッパー、アンバーエクストリーム
ミドル:ローズ、タバコ、レザーアコード
ベース:カストリウム、カシュメラン、パチョリ、ラブダナム、ムスク

アニマリックなタバコにレザーを合わせたブラウンカラーの香り。ラインの中にはアニマリックなテイストのものも入れたいよね、ということでバランスを考えてのアニマリックレザーです。ローズはそれとわかるほど強くないし、パワフルなアンバーエクストリームも危険視するほど主張しないとても良いバランスで広がり、アニマリックレザーオリエンタルを形成しています。どうしても少し男性的なニュアンスになってしまいますが、アニマリックなオリエンタルがお好きな方にはたまらない1本だと思います。(29/08/2025)


■Gilded (2023年)

黄金に光る天の神殿は、長く畏怖の念と古代の精霊のささやきに包まれた神秘の場所。魂は天に昇る、お香と共に。

トップ:レモン、サフラン、ゴールドアコード
ミドル:フランキンセンス、フランキンセンスレジン、カーネーション、シダーリーフ、ビーワックス
ベース:ミルラ、シダーウッド、ラブダナム、レザー、シベット、ムスク

テーマカラーはもちろんゴールドで、光、空間、静けさにゴールドに浸したフランキンセンスというイメージがテーマ。ゴールドというより漆黒のイメージの香り。でも、その中から光が感じられるとなれば漆黒でも良いですよね。偽りなくフランキンセンスが主体の香りなのですが、そのトップにオゾン系がキラキラと漂っていて、金属的なフランキンセンスとなって広がっていきます。シベットもラブダナムもバランスが良く、フランキンセンスの香りがお好きな方には少し変化球のバージョンとして楽しめそうです。この香りも軸が明確で安心して使えるのがポイントでしょう。(28/08/2025)


■Verdant (2023年)

人間が地球を支配していた遠い過去。未来視点からみた風景は、高層ビルが緑に覆われ、コンクリートは霧に包まれ露に濡れ、砂漠はオアシスに生まれ変わっている。

トップ:ティムットペッパー、ネロリ、カクタスアコード
ミドル:ヴァイオレットリーフ、トマトリーフ、ホワイトフローラル
ベース:オーストラリアンサンダルウッド、サンダルウッド、ベチバー、オークモス、コンクリートアコード、ムスク

グリーンだよ、全体的にはグリーンなんだけど、コンクリートアコードが主張をしているために何だか金属的な近未来系グリーンに感じられる香り。グリーンノートの中にキュウリ系のヴァイオレットリーフやフルーティーなトマトリーフがあり、全体を軽やかにするためにホワイトフローラルが配されています。コンクリートアコードの中なのかホワイトフローラルの中なのかわかりませんが、オゾン系のニュアンスがあるのがポイントで、ベースには感じられるほどではない僅かさでオークモスアブソリュートが配されています。近未来をテーマとするならば、どうしても既視感はなくして違和感を出したくなりますよね。その違和感を楽しめるトーンにしました、というところでしょうか。(28/08/2025)


■Queen (2023年)

アリスは鏡を通り抜けて女王になったけれど、今では癇癪を起し、ジャムタルトに溺れている。ハチミツたっぷりの紅茶が溢れ、レッド、ホワイトのローズがきのこの周りで踊る、ビクトリア朝り甘やかな朝の夢。というか幻覚。

トップ:ルバーブ、ベルガモット、ナツメグ、キャロットシード
ミドル:ローズ、ヴァイオレット、ラズベリーリーフ、ゼラニウム、アイリス、ブラックティー
ベース:ベンゾイン、オポポナックス、ミルラ、サンダルウッド、パチョリ、アーシーノート、ムスク

ウサギの穴を通じたローズジャム、花々にお茶会をテーマとしたフクシアピンクの香り。予想を裏切らないハニーローズ。ローズもキリリと青いタイプではなくヴァイオレットを合わせた厚みのあるローズで、フルーティーノートをアクセントに広がっていきます。スパイスやアーシーなパーツはウサギの穴のイメージで加えられたものだと思うのですが、それらは主張するほど強くはなく、オリエンタルすぎないハニーローズを軸としたままブレずに終わります。ティー系の香りは強くはなく、グルマンに偏っているわけでもありません。テーマというか軸が明確だと分かりやすくて使いやすいよね、という香り。(27/08/2025)

 

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