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Rose & Jojoba / ローズ & ホホバ


<香 調> フローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 10ml
<濃 度> オイル

トップ
アゼルバイジャンローズオットー、ネロリドール、セドロール
ミドル
ラスト



2025年5月、ローズドゥメイの終わりのシーズンに、GrasseでJessicaにお会いしてきました。その際、目を奪われたというか、嗅覚を奪われたのはこのローズ。もちろんシーズンがローズ真っただ中だったということもありますが、何よりもGrasseの方のローズフレグランス使用率が高めということもあり、つい使いたくなったのです。

パッと香っただけで品質の高さがわかる明らかなローズオイルを使用したオイルでした。その中でもアゼルバイジャンのローズが使用されています。1950年代からローズの栽培をしてきたというアゼルバイジャン。旧ソビエト連邦の崩壊に伴い、90年代に廃止された農家が、2016年に営業を再開。今では雇用1,800人を生み出し、売り上げは村のインフラ整備にも使われ、栽培はラベンダー、ニガヨモギ、ミントなどにも広がっているそうです。アゼルバイジャン産の香料を目にする機会が増えそう。畑の中心に蒸留施設があるって、行ってみたい・・・と思っていた矢先に見つけたアゼルバイジャンローズのオイルだったのです。

ローズオットー以外に使用されているのはCebreuva由来のネロリドールと、シダーウッド由来のセドロールという2つの成分。共にそのまま単独ではインパクトの強くない成分ですが、アロマティックフローラルノートと繊細なウッディノートを有しています。

香りはワイルドなローズオットーそのものですが、肌に乗せた瞬間のワイルドなローズから、柔らかで穏やかなローズにスライドしていきますので、通常良く香るローズオットーよりも穏やかなトーンに感じられます。そこからは確実なローズだとわかる、ローズでしかない香りが肌に重なって静かに香るのです。ただ、持続はそれほど長くはありませんので、香水というよりも保湿などに使う感じですね。アゼルバイジャンローズではありますが、Grasseらしい香りですから、旅行で訪れる際には是非、訪れてみてください。

(10/06/2025)

 

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