*Log in
 *Log out
 *My account

| Top | Books | Topics | PMF | Q & A | Making | Essential | Perfumers |  PRESS |
  

Sampleレヴュー

■Touch (1993年)

香りに関する背景(テーマやストーリー)が全くない、といういかにくアメリカらしい品。

トップ:アルデヒド、オレンジブロッサム、プラム、ピーチ、ベルガモット、レモン
ミドル:カーネーション、ヴァイオレット、オーキッド、ダマスクローズ、アイリス、ジャスミン、イランイラン、スズラン
ベース:サンダルウッド、アンバー、ムスク、シベット、バニラ、ベチバー、シダーウッド

バブル期の流れを顕著に汲んでいるピーチやプラムにオレンジブロッサムというフルーティーなフロリエンタルです。この時代はこういう香りが反乱していたというか、この後にこのフルーティーさがシンプルになってトロピカル系へと変貌していくのですが、その過程にある1本と言っても良いのではないでしょうか。LancomeのTresoirを少し可愛らしくした感じで雰囲気はそっくりです。時間と共にウッディムスクが出てきて渋くなっていくのですが、こういう渋い部分は後年のトロピカルブームてせ姿を消してしまうんですよね。プラムとピーチというか、アプリコット系のフルーティーさの余韻が結構長いので、当時は人気の系統だったと思います。Tresoir系でもっと価格も安いですから尚の事。発売時とは別の会社でVictory Internationalという会社がライセンスを所有しているのですが、その会社になった時点で廃番にならなかったのが幸せですね。

(10/06/2010)

 

<Fred Hayman Topに戻る>

profice〜香水のポータルサイト〜