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Mistici Sentieri / ミスティーチ・センティエーリ


<香 調> セミオリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 15ml
<濃 度> EDP

トップ
フランキンセンス、ブラックペッパー、エレミ、クミン
ミドル
レザー、サフラン、アニマルノート、コパル、ポピー
ラスト
シダーウッド、パチョリ、スティラックス、バーチ、アンバー



2025年発売。蛇年を意識してのことなのか、蛇をモチーフとした香りが発売となりました。

真夜中に月明りに浮かび上がる濃密な吐息。
火は消え、パチパチと音を立てて黒煙が立ち上る。
静寂の中で自然と信仰が交じり合い、
森に横たわる影は見知らぬ小道へと続く。
静寂の中で、全ては奥深くで息づき、神秘と不思議の間で揺れ、
暗闇と天使のような不思議な生物が旅の仲間となる。

良く分からない詩ですが、彼が描きたかったのは森でのキャラバンの様子。それは彼の祖先がジプシーだったから。祖先を想った時、彼らが人と動物の鼓動、吐息が交じり合う真夜中の森で焚火をしながら、旅を続ける様子が浮かんだと。荷馬車からは動物の匂いや油が、スパイスやハーブの薬草香がアクセントとなり、森の中の未知なるものと、自分の内の未知なるものと対話する。

 

 

最初にテスターで香った時から、とてもクールに感じられたフランキンセンスレザー。エレミのペッパーな部分がブラックペッパーで強化されトップでフランキンセンスと共に弾け、スパイシーで少しスモーキーに始まります。そこからスモーキー過ぎない、サフランに包まれた軽やかなレザーノートがフランキンセンスに重なっていくのですが、クミンやアニマルノートは強くはなく、アンバーも強く感じられないセミオリエンタルウッディへとなって落ち着きます。最後までセンターを維持しているのはフランキンセンスで、その明確な骨格に様々な肉付けをした、とても理解しやすい調香です。ムスクは強く感じられないのですが、Iso E Superはたっぷりとあるようで、全体的に重くはないオリエンタルとなっており、フランキンセンスがお好きな方ならば間違いのない香りです。

ラベルデザインは卵を抱く蛇(ヘビの抱卵)となっていますが、脱皮を繰り返すヘビは再生や新たな始まりを意味し、不老長寿な生命力の象徴とされてきたようです。

(15/04/2025)

 

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