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Catalyst for men / カリストフォーメン


<香 調> フゼアスパイシーウッディ
<仕 様> メンズ
<容 量> 100ml
<濃 度> EDT

トップ
ナツメグ、クローヴ、シナモン、ベイリーフ、ラベンダー、シトラス、セージ、サンダルウッド、ムスク
ミドル
ラスト



 

1994年に発売されたペアフレグランスで、調香はFirmenich社のIlias ErmenidisとHarry Fremont。 ベイリーフというと分かりづらいのですが、料理で使うローリエのこと。トップノートは少しフルーティーな感じもしますが、あっという間にお香のような感じになります。 スパイスが弾けるお香ではなくて、とてもまろやかなサンダルウッドの効いたお香という感じで、1つは持っていたい、お香系のセクシーフレグランスといったところ。ボトルの形状は50mlだと試験管の形をしているのですが、100mlだと上記のようなフラスコ型になります。じっくり香ると様々なスパイスの香りがするので、変化を楽しみながらゆっくり楽しむと決して難しい香りではないと思うはずです。特に、ハーブやスパイスが身近に感じられる方にはカジュアルな香りなのではないでしょうか。

(30/10/2006)

 

あぁ、そうそう。そういう香りばかりだったあの頃・・・と思わず声をあげてしまうほど、90年代に多かったフゼアで始まりました。天然香料では出せない、合成香料によるフゼア感で、フレッシュノートを用いたフゼアとはまた別の、それこそDrakkar Noirなどにも使用されているメンズフレグランスにしか使わないような、少しスパイシーでフルーティーな合成香料を利かせた香りです。精油感は少ないものの、スパイスとして際立っているのはシナモンで、精油ではなくシナモン調の合成香料が使用されているのでしょう。トップでスパイス類とラベンダーが消え、そこからはアロマティックなウッディノート、それも少しグリーンを感じるエッセンスがサンダルウッドに重なり、少しお香のようなくすんだウッディムスクへと変化して落ち着くのです。スモーキーノートがあるわけではなく、オリエンタルに歪んでいくわけでもなく、かといって今の流行のようにアニマリックなウードがベースにあるわけでもありません。やはり、今香るとしっかりと売れ筋系の範囲に収まっていた香りだったことがわかります。

(12/10/2020)

 

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