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Nin-Shar / ニンシャール


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 5ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
ベルガモット、ローズリキュール、ダヴァナ
ミドル
トルコローズアブソリュート、エジプシャンジャスミン、パチョリ
ラスト
ウード、ベンゾイン、バニラ、ヴァージニアシダーウッド、サンダルウッド、フランキンセンスアブソリュート



シュメール神話に登場する植物の女神がタイトルで、Ninは女性、Sharはグリーンを意味するのだそう。テーマとなったのは古代バビロニアの遺跡、世界七不思議の1つとして有名な空中庭園です。ネブカドネザル2世によって建造されたという空中庭園は、実際に宙に浮いているわけではなく、屋上庭園だったそうですが、あまりに巨大で広大なため、遠くから見ると吊り下げられているように見えたのだとか。水を汲み上げる仕組みは最新式だったのではないでしょうか。

この空中庭園はローズガーデンがあったと仮定してローズウードを軸に組み立てられました。Les Whitesシリーズの1つとして発売されたのですが、この香りだけ調香はSidonie Lancesseurが担当しています。

何ともセクシーなアロマティックフロリエンタルでしょうか。ダヴァナがアロマティックなニュアンスをトップで醸し出しながら、甘くとろけるラム酒っぽいローズにパチョリやウッディノートが溶け込んでいるのです。ローズが軸かというとされだけではなく、ジャスミンも感じられますし、パチョリも効いています。でも、ローズパチョリでもアンバーローズでも、ローズウードもないのです。ローズウードを軸にしつつももう少し違うニュアンスでまとめた新しい形と言えるのではないでしょうか。全体的には少し女性的な雰囲気にまとまっていますが、フローラルが薄れるとオリエンタルウッディが残りますので、ユニセックスで使えそうですよ。

(29/10/2015)

 

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