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Bouquet Encore / ブーケ・アンコール


<香 調> フロリエンタル
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
チュベローズ、ジャスミン、ネパールペッパー、バニラ、ムスク
ミドル
ラスト



2020年発売。Pierre-Constantin Guerosの調香で、バルセロナのエレクトリックナイト、am 3:12。クラシックやジャズに限らず、テクノも好きなんですね。

 

 

チュベローズがいかにテクノに合うのか楽しみに香ると、それほどチュベローズらしさはなく、ラクトニックなフロリエンタルとして広がりました。バニラムスクが強めのフロリエンタルで、オリエンタルさを出すことでテクノ感を出したのでしょうか。何となく跳ねる音にはもっとスパイシーで賑やかな香りのイメージを受けたのですが、温かみのある静かな香りとなりました。じっくりと香っているとチュベローズの欠片がラストノートにも感じられますが、これは基本的にバニラムスクがお好きな方の方が合いそうです。

(02/08/2022)

 

 

チュベローズやジャスミンというよりも、オレンジブロッサム調のバニラムスクなフロリエンタルだよね、ということでシトラスフローラルとチュベローズと共に撮影をしてみたのでした。チュベローズのアコードはジャスミンだけでなくオレンジブロッサム調の芳香成分も多く組み込んで作られますので、似た印象の部分があるのです。トップに配されたシトラスノートがチュベローズの中のオレンジブロッサム調の部分に重なり、増幅して感じられるのでしょう。それに、バレンシアオレンジが有名なスペインですから、オレンジブロッサムはとてもスペインらしい香りです。

 

 

オレンジブロッサムの欠片がやがてゆっくりとチュベローズに感じられるようになるのは、ゆっくりと絵画が変わっていくだまし絵を見ているよう。それらを優しく支えるバニラムスクが肌に馴染んでいくのですが、アンバーやラブダナムがない分、オリエンタル過ぎないラストノートとなります。

(06/10/2022)

 

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