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Benzoin / ベンゾイン


<香 調> レジン
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

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ベンゾインの精油希釈
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Styrax benzoinという学名で、和名は安息香です。熱帯、特にタイ(シャム)とスマトラ産のものが有名ですが、高品質なのはシャムだと言われています。世界市場の9割がスマトラ産だそうですからシャムベンゾインは希少なのですね。状態によっていろいろなグレードがあるようで、全てのグレードを混在し、他種の樹脂(マニラコパルやカウアイコパル)と混ぜて成型されたものもあるそうです。コパルを使用しているなんてびっくりです。コパルは化石樹脂ですからアンバーと言えなくもないわけですよ。

高級なものはしっかりとしたバニリン香がするそうで、グレードの低いものはバニリンを加えて似させているものもあるのだとか。上記のトワレはそれほどバニリンが強くはないので質はそれほど良くないにしても正規品ではあるわけかも。また、ものすごく粘度が高くて使いづらい精油です。精油というか樹脂というか。常温でねっとりとしているものは溶剤を入れて希釈してあるものなので、100パーセントの精油ではないです。液体化しているものはかなり薄いと考えてください。僕の手元のベンゾインは夏場でも固形のままで湯煎しないと液体にならないです。

手元の固形の精油を希釈したほうがバニリンの香りが強くて、トワレの方はびっくりするほどの香りではないんです。少し薄いラブダナムという印象です。ラブダナムはアンバー香を出す際に使われますので、アンバー香の素材ですね。香りの保留効果が高いのでベースノートに使われて香りを持続させ、印象を丸くする効果があります。でも、メインにはなかなかならない香り。

(17/11/2007)

 

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