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4 Reines Rose eau de parfum / ローズ・オードパルファム


<香 調> フローラルウッディムスク
<仕 様> レディース
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
ブルガリアンローズ、トルコローズ、グラースローズ、モロッコローズ、マンダリン、ティーリーブス、ブラックベリー
ミドル
ラスト



2005年の冬に発売となったオードパルファムシリーズ。4人の王妃が愛した4つのバラの香りということで、産地別の4種のローズをメインとした香りです。このトワレは通常品として「オード・キャトル・レーヌ」というタイトルで発売しているのですが、オードパルファムバージョンは限定だったようです。

この香りはとても上品ではあるのですが、香りがとても薄いんですよ。EDPとは思えないくらいに薄い。天然香料は香りの持続が短いと言いますが、これは、肌に乗せた瞬間から薄く、アルコールが飛んでしまってから薄っすらとベールのように香ります。ひょっとしたらバスラインの方が香りが強いんじゃないかなぁ・・・と思うほど。ただ、付けた場所をしっかり香ると瑞々しくて、少し酸味のあるバラが香っているのですが、なんだかとても物足りない香り。これならば、他の香りと重ねてもいいのかもしれません。グリーン系の香りやシトラス重ねるなど工夫しないと楽しめない香り。

(15/07/2006)

 

劣化しているようです。劣化し、成分凝固ではなく白い粉末のようなものがびっしりと浮いてしまっています。大切にされている方は、保存に注意ですね。ロクシタン製品は劣化が早いです。

(28/05/2007)

 

他のロクシタン製品はほとんどお好きな方に差し上げてしまったため、ほとんど手元に残っておらず、再レヴューが出来ないのですが、こちらは成分が沈殿していることもあり、手元に残されていました。劣化というよりも、成分の沈殿が多いというのが理由です。(冷却後のフィルタリングが必要なほど)

香りは上記で指摘していたように、とても仄かです。確かにローズが香りの軸にあるのですが、4種のローズのアブソリュートを贅沢に配合しました、というほどリッチではありません。ただ、少なからず天然香料が使用されていたのではないかという欠片は感じられるローズで、トップにはローズを瑞々しくさせるグリーンノートがシトラスと重なり、ローズが淡くツンと広がっていきます。ベースにはサンダルウッドやシダーウッド系のウッディノートとムスクがあり、微かにアーモンド調のニュアンスも感じられるので、ヘリオトロープがあるのかもしれません。

ローズフレグランスとして人気が出るほどの香りではなく、何度か限定発売された後にEdTだけが現行品となって残っています。やはり香水というよりもバス&ボディラインの方が似合うローズ調の香りで、インパクトには欠けます。4種のローズを・・・と言うならば、もう少しローズを主役らしく華やかに仕立ててあげたら良かったのに。

(10/01/2024)

 

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