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Pour Rever / プール・レーヴ


<香 調> グルマンウッディムスク
<仕 様> ユニセックス

<容 量> 100ml

<濃 度> EdP

トップ
キャンディードチェスナッツ、ヘーゼルナッツ、マテ
ミドル
カカオエクストラクト、アイリス、ミルラ
ラスト
ラムエクストラクト、バニラ、ガイヤックウッド、フランキンセンス



2024年10月14日、パリ時間の10:00、初めてのグルマンな香りが、ニューボトルで発売となりました。オフィシャルカスタマーの皆さんには6日から情報公開と共に先行リリースとなりましたが、一般発売は14日となりました。

 

 

新しいボトルはCycleと同じですが、キャップは今までのものと違いねメタリックで重量感のあるものとなっています。また、ボトルが変わったことでパッケージもリニューアル。簡易的なCycleとは違い、しっかりとしたボックスになっています。余計な装飾がなく過剰なパッケージでもなく、すっきりとした清潔感のあるスタイルです。(50mlはCycleタイプのパッケージです)

 

 

通常であればエーテル系の香料がトップで弾けるのですが、調香ではベースに位置しているようにトップでは弾けず、シトラスらしいフレッシュさはとても控えめで、バニラに重なったナッツが香ばしく広がります。香ばしくて美味しいナッツのトップを抜けると、カカオの香ばしさにアイリスが重なり、これまた美味しいグルマンに切り替わります。

マロンなんかは特にそうなのですが、滑らかでクリーミーは部分をアイリスムスクに少しラクトン類(ミルク、ココナッツ系)を加えて表現していくのですが、その部分を軸にして大きく伸ばし、アクセントとしてカカオを使用したという形です。リキュールっぽいマロンではなくバニラの甘さに漬け込まれたマロンで、カカオやナッツの香ばしさはあっという間に過ぎてしまうけれど、ライト系のグルマンが肌に残ります。アンバーウッディノートのIso E Superはしっかりありますが、強めなアンバーグリスに落ち着かない、そこを排除した調香がとても好印象で、逆にスモーキーなガイヤックウッドをベースに配した部分がユニークです。それほどスモーキーなウッディノートは香りませんが、ガイヤックウッドの成分グアイアコールはバニリンの合成に使用される原料で、理にかなった使い方と言えます。

後は、わずかなパチョリやバルサム類がしっかり目なガラクソリドを中心としたムスクに支えられて広がっていき、落ち着きます。ふわふわとした甘い香りにうっとりしながら、いつしかそっと目を閉じて眠りに入る、とてもスムーズな誘眠剤のよう。

(15/10/2024)

 

 

 

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