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Rivage / リヴァージュ


<香 調> アロマティックマリンウッディ
<仕 様> ユニセックス

<容 量> 100ml

<濃 度> EdP

トップ
ラバンジン、マンダリン、ミント、ペッパー、カルダモン
ミドル
ヴァイオレットリーフ、マリンノート
ラスト
サンダルウッド、アイリス



2025年5月21日発売。大西洋の荒々しい海を見ながら、シートを倒して波音を聞く冬の日。ウエットスーツにはまだ海の匂いがして、前日のサーフの余韻が漂う。ポールが体験したブルターニュのQuiberon(キブロン)での様子にインスパイアされて作られた香りでタイトルは海岸、岸辺のこと。

 

 

じわじわとマリンが広がるアロマティックマリンウッディ。肌に乗せた瞬間のマリンノートはアクセント程度なのですが、じわりじわりと存在感を強め、サンダルウッドとアイリスの穏やかなベースを塩っぽく彩ります。ラベンダーやミントはトップノートの賑やかしのような存在で、一瞬で消えていきますが、それがとても大切なパートで、その爽やかさを何度も体験したくついつい何度もプッシュしてしまうのです。ヴァイオレットリーフは強くはなく、グリーンに傾いているわけではありません。また、程よく効いたカルダモンの役割はマリンノートの強化にあるのですが、この香りの中ではマリンっぽいニュアンスにはあまり感じられず、逆にミドル以降はマリンノートよりもカルダモンの方が際立って感じられるほど。もともとこの香りに使用されているマリンノートの種類が往年のCaloneのような透明感があるパワフルなタイプではなく、もう少し穏やかで塩気を感じるような磯っぽいマリンです。全体の構成としてはメンズらしいメンズ香のはずなのに、ゼラニウムもクマリンもないことから、フゼアになっているわけではなく、女性でも使えるユニセックスなサンダルウッドムスクとなって終わります。アンバーウッディノートとしてはIso E Superが強めに配されていますが、強く感じられるほどの主張はありません。

とても現代風なアロマティックマリンウッディと言えるでしょう。

 

 

こうしたテーマはどの角度で切り取るのかで香りが変わります。彼は車のシートを倒しているのだから、おそらく幼少時代ではないでしょう。そして車の中のイメージであればレザーなどがあっても良いですよね。また、海岸を歩いている様子になったとしたら、流木やキャンプの後の焦げた樹木などがあったりするかもしれません。冬を切り取ったわけですから、花々の出番はなく、ラベンダーが配された理由はウエットスーツを洗濯した残り香なんですね。そうした情景を浮かべると、香りがより楽しめるのではないかと思います。

(04/06/2025)

 

 

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