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Sampleレヴュー

 

 

■Berry Craving 23.06 (2024年)

Julia Rodriguez Pastorによる調香で、女性の子どもの頃の思い出の夢のよう。子どもの頃に住んでいた広い庭の家で、母がジャムを作っている。味見したいけれど、冷まさなければダメと言われて外に出て、猫と遊びながらシャボン玉を吹く。

トップ:ブラックカラント、ライチ、レッドベリー
ミドル:マグノリア、ルバーブ、ローズ
ベース:アンバーグリス、ムスク、バニラ、スパイス、パチョリ

一時期世の中を旋風したような可愛らしいフルーティーフローラル。それはレッドベリー系が強めのため、どうしても記憶の中のエスカーダと結びついてしまうのですが、もっと軽やかでエアリー。となると、Bath & Body Woarksのバスラインやボディミストにありそうなタイプに感じられます。いつの時代もティーンたちはこうした香りから香りの世界に入るよね、という典型です。若さを可愛らしく彩る香りです。(25/04/2025)


■Blond Redhead 16.11 (2024年)

Bertrand Duchaufourによる調香で、パリのパティスリーで息をのむような出会いをした夢。パティスリーでマカロンの仕上げをしていたら、ストロベリーブロンドのパリジェンヌがフリージアの花束を抱えて入ってきた。彼女はローズとフィグのケーキを注文。ところがケーキを取り上げたとたんそれは宙を舞い、女性の髪にケーキが付いてしまった。2人は見つめ合った後に大笑いし、音楽が鳴り、目覚めると口には涎が・・・。

トップ:サフラン、ライム、オレンジ
ミドル:ローズ、フリージア、フィグミルク、デーツ
ベース:バニラ、チョコレート、ミルラ、ドリフトウッド、ブロンドタバコ

調香には記載のないレッドフルーツ系が酸味を伴ってフルーティーフローラルグルマンとして広がります。そのフルーツはしばらくで余韻を残して消え、時間と共に少し渋めなウッディグルマンへと姿を変えていきます。しかも、その後半のオリエンタルグルマンが長いのです。何となく感じられた例えが的確ではないと思うのですが、女性が男性に変化していく、夜明けの二丁目な香り。ドラァグクイーンの皆さまに支持されそうなタイプだと思います。このブランドの香りの中では個性的ですので、Bertrand Duchaufourらしい香りといえますね。(25/04/2025)


■Far Very Far 18.08 (2024年)

Maud Chabanisによる調香で、天地逆という逆さまの世界の夢。重力に逆らい浮かんでいるけど空には海が広がる。リゾートビーチのシースルーのボートを上に見ている。頭上の海にジャンプをして飛び込むけれど、必ず砂の上に着地してしまう。

トップ:マンダリン、グリーンノート、ブラッドオレンジ
ミドル:ジャスミン、ピオニー、アクアノート
ベース:ホワイトムスク、ホワイトウッド、シダーウッド

Hedioneたっぷりのエアリーで清々しいシアーフローラル。トップにはグリーンがあるものの、それほどグリーンのイメージは残さずにコロンのように爽やかな印象だけを伝えて消えていきます。全体のトーンが本当に良くあるタイプのフレッシュフローラルのため、調香スクールで習う基本スタイルのようなタイプです。でも、こうした香りは合成香料なしでは成り立たないわけで、とても大切な基本的なスキルですから、こうした香りをお手本にして模倣してみると調香をされている方には学びになると思います。(24/04/2025)


■Fiery Fig 24.05 (2024年)

Joelle Lerioux Patrisによる調香で、いちじくの木陰でのロマンスという夢。
夢の内容を要約すると、真夏の田舎道を行くすがら、ある農家に立ち寄ると自分のためにたくさんのフィグが用意されていて、もう食べれないと思うほどねっとりとしたいちじくを堪能していたら、遠くで笑い声が聞こえたのでいちじくの木の丘へ駆け上がると、ドレスアップした人たちがフラメンコに合わせて延々と踊っていた。

トップ:フィグリーフ、フィグ
ミドル:グリーンノート、ココナッツ、フィグミルク
ベース:フィグツリーバーク、シダーウッド

調香を見る限り、グリーンノートもココナッツもフィグミルクもフィグの中に必要なものなので、フィグリーフとフィグをウッディなベースにしましたというとてもシンプルな香りだと思っていたら、少しバニラの効いた甘やかなフィグでした。でも、全体像は想像通りで、トップに少しだけベリーがアクセントになって香ります。オーソドックスなフィグというか、シングルノートのフィグはなかなか少なくなってしまった気がしますので、そうした香りを探している方に良さそうです。ただ、バニラ強めのフィグです。(24/04/2025)


■Mossland 12.09 (2024年)

Bertrand Duchaufourによる調香で、苔むしたジャングルの夢。ジャングルを全裸で飛ぶ夢。アドレナリンで立ち眩みしながら、雲を抜けて安全な着地を試みる。輝くクリスタルのモスに包まれたジャングルで、高い木に登ってまわりを見渡すとジャングル自体が朝露に輝いていた。

トップ:ピンクペッパー、サイプレス、ジュニパーベリー
ミドル:クローヴ、ホワイトシダーウッド
ベース:ホワイトアンバー、アンバーグリス、クリスタルモス、ベチバー

モスというよりもアンバーオリエンタルに微かなアロマティックを添えました、という香り。9種あるのならこうした香りも必要だよね、と思わせるオリエンタルで、モスがとても微量であることがターゲットの幅広さを物語っています。個性は強くはないけれど全然悪くはないし、気軽に使える価格のものなので十分な気がしますが、テーマを楽しむという視点で見ると少し物足りない香りだったかな、とも思えます。モスが次第に現れるととてもシックな香りになるのですが、それでもとてもシンプルなのでつい何かを重ねたくなってしまう。(23/04/2025)


■Where Love Belongs 22.07 (2024年)

Julia Rodriguez Pastorによる調香で、夢らしい夢。見知らぬ部屋で目覚めると、半開きの等から夏の陽射しが注ぎ、そよ風がリネンのカーテンを揺らす。シーツの残り香にうっとりする幸せな時間。隣のバスルームでは誰かがシャワーを浴びている。愛する人との時間にうっとりしながら、その顔を見ようとして目覚めた。

トップ:ベルガモット、イランイラン、レッドベリー、マンダリン
ミドル:スズラン、オレンジ、ウッディノート
ベース:ムスク、アンバーグリス、スイートノート、サンダルウッド

これは・・・シトラスノートとスズランがベリー系を微かなアクセントにして弾ける、つまりは良くある洗剤系の香り。香りの強い柔軟剤ではなく、ニュービーズに代表されるような洗剤の匂い。それはすっきりとした爽やかなホワイトフローラルで、洗い立てのリネンに通じることから清潔感を感じる香りでもありますが、それが全体としてとても懐かしいファッションフレグランス風にまとめらてれいるのです。トロピカルなフルーティーフローラルが大流行していた頃、それに反して多かったシアー系のホワイトフローラルな感じです。オーソドックスでとても初心者向けの香り。(23/04/2025)


■Wood Haze 01.11 (2024年)

Bertrand Duchaufourのよる調香で、究極のラヴストーリーの夢。バルコニーで流木に彫刻をしていたら、通り向いのバルコニーで本を読む男性が見えた。誰か知っている人のようだけど、見知らぬ顔だ。その彼の後ろから女性が現れ、彼にマグカップを渡した。彼が口を付けたとたん、自分の口にサフランとミントの味がした。思い出が走馬灯のように浮かび、彼との出会いを思い出した。そしてサンダルウッドの箱に入った指輪を差し出してプロポーズされたことも。

トップ:コリアンダー、サフラン
ミドル:パロサント、サンダルウッド、ドリフトウッド
ベース:アミリスウッド、クリスタルモス

香りはとてもシンプルなバニリックでラクトニックなパロサントとサンダルウッドのコンビネーション。サフランは柔らかさを、コリアンダーはシトラスノートの代わりにアロマティックなトーンを添え、ウッディムスクなグルマン系オリエンタルとなって落ち着きます。夢の中のストーリーに沿った甘やかな瞬間はグルマンとなったわけですね。ウッディノートが薄れるとラクトニックなムスクが肌に残ります。(22/04/2025)

 

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