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Flash Back in New York / フラッシュバック・イン・ニューヨーク


<香 調> アロマティックウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EdP

トップ
クミン、クラリセージ、リネン、サフラン
ミドル
ヴァイオレット、レザー、ジャスミン
ラスト
バーチ、パピルス、ベチバー、トンカビーン



2018年発売。Rioに続いて都市をテーマに全くアプローチで作り出されたフラッシュバックをJerome Epinetteが手がけました。今回の写真は真冬のニューヨークを撮影したVivienne Gucwaという女性。NYをテーマとした時、NYのどの表情を切り取るのかで、香りは全く別のものになっていきます。でも、写真があればその景色の時のNYであることがわかりますよね。展示会では壁と床がこの一枚の画像でつながっており、ブース自体が写真の中にあるようなつくりとなっていました。雪の降るNYは冷たいけれど、どこか温かみのある色合いの写真ですよね。今回は液体もこの写真のような色合いとなりました。

 


(c) Vivienne Gucwa

 

香りはどこか少し冷たさを感じるツンとした香りで始まるのですが、その部分が薄れると、クミンの効いたヴァイオレットレザーへと変化していきます。微かにスモーキーで、金属的にも感じられるニュアンスがベースに隠されています。クミンの効き方が少しメンズラインですので、男性の方が合うのかもしれませんが、喫煙者の女性ならとってもクールに香るかも。冬ですからレザーを合わせたというのも納得で、心地良い甘さがゆっくりと肌を包み込んでいきます。無機質に思えるコンクリートのNYは情熱たぎる人々が暮らしている、という写真にも見えてきますが、少しオイリーに感じられるラストノートは色味がぴったりなオリエンタルウッディです。

(27/04/2018)

 

なかなかNYという街にご縁がないというか、惹かれる部分がなく足が向かわないのですが、毎年のように大雪がニュースになるNY。冬のNYのイメージはやはり雪であり、まさにこれからのシーズンにピッタリ。

久しぶりにフルボトルから香った香りは、以前よりもヴァイオレットを強く感じるトップで始まりました。冷たさ、スッキリ感を感じるヴァイオレットということは、微かなアクセントとしてヴァイオレットリーフがあるのかもしれません。そこに控えめながら微かにアクセントとなるクミンがヴァイオレットウッディに感じられるようになります。アロマティックなトーンはトップで薄れ、ヴァイオレットウッディが軸となり、そこからゆっくりとオリエンタルウッディへと切り替わっていきます。色素が4色使われており、わざわざ上記の画像の色味に合わせた色となっているのですが、香り自体も本当にころブラウンがピッタリで、そもそもNYのイメージというよりもこの色味に合わせたのかもしれないと思ってしまうほど。使いにくい個性ではないけれど、ある意味普遍的な良さを感じるクールな1本です。もう少しタールとクミンが効いていたらメンズっぽかったかな。

ちょうどボトル切り替えの時期のようで、タイトルが2段構えになったものから、横一行で終わるものへと移行中です。ということで、このボトルは在庫限りで終了ということですね。

(01/12/2023)

 

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