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Sampleレヴュー

■Lady Million (2010年)

メンズのPaco Rabanne 1 Millionに続いて発売されたもの。調香はAnne Flipo、Beatrice Piquet 、Dominique Ropionといういわばドリームチームです。

トップ:レモン、ラズベリー、ネロリ、オレンジブロッサム
ミドル:アラビアンジャスミン、ガーデニア
ベース:パチョリ、ハニー、アンバー

核となっているのはオレンジブロッサムとジャスミンとハニーで、トップはそこにラズベリーがある、という感じです。香りの変化がとても緩やかで、ラズベリーが消えるとジバンシイっぽい(ブランドの)テイストになり、そこから先は微かにウッデイノートが出てきてフローラルウッディになる、という香りです。基本的にオフィシャルサイトにはアラビアンジャスミンアブソリュート、オレンジブロッサムアブソリュートと記載がありましたが、どちらも「アブソリュートタイプ」の調合香料だと思います。精油感は全くないのですが、ハニーノートがとっても綺麗に香るため、シトラスハニー系の香りがお好きな方には良いのではないでしょうか。余計なものを排除したミニマム的なまとまりを感じる香りです。ありがちな雰囲気は確かにしますが、ファッションブランドですから、価格や雰囲気等様々な「制約」の中で作られたのでしょうから、仕方のないことなのかもしれません。テーマのゴールドに何故この香りが繋がっていくのか全く分からなかったのですが、ハニーもオレンジブロッサムもゴールド系イエローだということなんだろうなぁ。ゴールドがこんなに甘く柔らかな印象なのはとても意外です。持続も凄くてサンプルスプレーの1プッシュで8時間は香りますよ。(01/10/2010)


■Black XS For Her (2007年)

「反逆のプリンセス」として発売されたペアフレグランスのレディース版。珍しくメンズ先行で発売された香りで、調香はSymrise社のEmilie CoppermannとMarc Buxton。メンズの香りとウッディ、パチョリのアコードが類似しているものになっているそうです。

トップ:タマリンドブロッサム、ピンクペッパーコーン、クランベリー
ミドル:クリスマスローズ、カカオフラワー、ブラックヴァイオレット
ベース:マソイアウッド、パチョリ、バニラ

とっても可愛らしいフルーティーオリエンタルな香りです。フルーティーフローラルウッディとして発売されているのですが、フローラルな部分よりもフルーツと甘さの方が上です。いわゆるベリー系のフルーツが際立っていて、ターゲットはやはり10〜20代前半という所でしょうか。きっとこのパチョリとバニラがなければ可愛らしいというだけで終わるのですが、反逆のプリンセスというテーマ上、ヴィヴィアンのようなパチョリを少し使ってオリエンタル風に仕立てた、という印象を受けます。ベリー系のフルーツがひと段落すると少し大人の雰囲気になって落ち着いてきますよ。(28/04/2009)

 

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