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Raffaello / ラファエロ


<香 調> フルーティーウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 15ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
アブサン
ミドル
トンカビーン、ブラックペッパー、ピンクペッパー
ラスト
レザー、チークウッド、パチョリ



2013年発売の最初の香り。ラファエロ(正式にはラッファエッロという発音になります)と言えば知らない人はいないほど著名なルネサンス期の画家ですよね。レオナルドダヴィンチ、ミケランジェロと同時代に活躍したことで三大巨匠と呼ばれる画家ですが、ヴァチカンの宮殿のラファエロの間を見学された方も多いはず。若くして孤児となるも、芸術センスだけで若くして成功した偉大なる画家です。

やはり男性ですから、香りはメンズよりのユニセックスなものとしてまとめられました。トップではHanae MoriのHM for Menを思い起こさせるフルーティーなトップで始まるのですが、ベースにあるのはかなりどっしりとしたオリエンタルレザーで、Robert PiguetのBandiにも使われたクラシカルなレザーの香りと、メンズフレグランスに良く使われるTeakwoodというグリーンウッディな香料が見え隠れしています。フゼアになっているわけではありませんが、フルーティーさがメンズらしいレザーノートに溶け込み、とてもセクシーなニュアンスの香りとなっています。時間と共に甘さが際立つのですが、バニラではなくハニーノートを少し強めに配置しているんですね。このラストノートはGuy LarocheのDrakkar NoirにChanelのAntaeusとAllure Hommeを重ねた雰囲気にも似ています。ファッションフレグランスにないわけではないテイストですが、ダンディではないというのがポイントでしょう。

(20/06/2016)

 

久しぶりに肌に乗せ、そうそうそう、と頷きました。HM dor Menを彷彿とさせるフルーティーウッディなトップにクラシカルなレザーが重なるのです。でも、そこにアクセントとしてアブサンのアニス調のアロマティックノートがあり、昔懐かしいファッションフレグランスのテイストも残しつつ、ダンディではない、フゼアでもないメンズフレグランスとなっているのです。ユニセックスへの流れはこうした香りから派生していったというか、人々がユニセックスさを求めだした頃のセクシーなメンズ香といったところでしょうか。

7年前の上記の記載と全く印象が変わっていませんので、調香もそのままで変化はないようです。

(20/02/2023)

 

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