1975年発売。基本ティーローズなのですが、そこのジャスミンをすごく強く前面に出した感じです。濃厚なジャスミンが加わったことで、ティーローズとはまた違うとてもフェミニンな香りになっています。ティーローズの方がさっはり感じるくらいに。パッケージと液体、ラベルはグリーン。

(04/07/2006)

基本はティーローズだった? と記憶を手繰り寄せて再度肌に乗せると、ジャスミンが勢いよく広がりました。それも、Benzyl acetate多めでジャスミン調というアコードが広がったのです。基本であるはずのティーローズの部分は強く感じられないのですが、もともとは確かにティーローズにジャスミンを加えました、という香りだったはず。ジャスミンがバーストした後は、スズランが感じられたり、チュベローズはここなのか、という少しラクトニックな部分が感じられたりしましたが、基本的にはジャスミン調が中心に収まっており、フロリエンタルになったり、フローラルウッディになることはなく、ジャスミン調のまま消えていきます。EdTというよりもコロン並みのアルコール臭がトップで感じられたものの、持続はEdTらしい感じで、ミドル以降の方がジャスミンの良い部分を楽しめます。ということは、これはトップノートにシトラスノートをきちんと配して、トップを綺麗にまとめておいた方が良かったのかもしれません。少し物足りなさは残るものの、シーツにスプレーしたり、カーテンにスプレーしたり、気分転換するには良いアイテムになるのではないでしょうか。

当初グリーンだった液体は経年でイエローへと変化しました。

(25/10/2023)