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Sampleレヴュー

■Cuir Elysees (2025年)

ビビッドなピンクボトルのフルーティーレザー。ペタリアとはフレッシュなフルーティーフローラル調の合成香料です。

トップ:ラズベリー、ピンクペッパー
ミドル:ペタリア、ジャスミン
ベース:レザー、サンダルウッド

何とも可愛らしいふわふわとしたスイートフローラルレザー。トップには可愛らしいフルーティーノートがあるものの、すぐにスイートフローラルノートに移行し、綿菓子のようなふわふわとしたスイートフローラルとなって広がります。レザーはもちろんタール系のタイプではなく、クラシカルなタイプでもなく、微かにニュアンスを感じる程度のトーンで、サンダルウッドとたっぷりのムスクがスイートフローラルを支えています。レザーをフェミニンに仕立てるのはHermesにいくつかありますが、それらよりもっと可愛らしさを感じるタイプで、レザーの主張はあまり強くありません。ファッションフレグランスらしいファッションに合わせた香りという印象で、誰もが使いやすい香りなのではないでしょうか。(28/11/2025)


■Blanc Galaxie (2025年)

Rodrigo Flores-Rouxによる5種のシトラスノートを使用したシトラスアロマティック。白い銀河はホワイトボトルとなりました。

セドラ、ブッダハンド、ベルガモット、マンダリン、ライム、カルダモン、マグノリア、マートル、パチョリ、ムスク

5種のシトラスノートは少し懐かしさを感じるスイートキャンディータイプで、精油感は強くありません。いつの時代もメンズフレグランスとして人気のタイプシトラスアロマティックフローラルムスクで、繊細なトーンに仕立てたコロンのよう。パチョリは感じられるほど強くはなく、スズラン系の合成香料が全体を軽やかにしています。ムスクも強くはないため、EdPではあるもののEdC感覚で使えます。ある意味普遍的な香りはラインの中には必要ですよね。ただ、白い銀河というタイトルを表現するために金属的なホットアイロンムスクを使用しているようで、そのトーンが感じられる点が個性でしょうか。(27/11/2025)


■Carbone (2024年)

過剰なムスクと最小限のローズとサブタイトルが付いたムスキーな香りで、調香はQuentin Bisch。ネオアブソリュートと名付けられたローズが使用されているのですが、ピュアでありながらタバコ調の側面を持つ香料だそう。もともとローズに含まれるダマスコンはタバコ調のトーンがありますから、それを強化したコンパウンドなのでしょう。

ホワイトムスク、ローズ、スエード、パチョリ、サンダルウッド、クミン

香りはたっぷりのムスクを使用した、全てをサンダルウッドムスクで包み込んだ、少しアニマリックにも感じられるもわもわとしたレザーウッディムスクで、タバコのトーンも感じられます。とてもシンプルな香料でまとめられたシンプルな香りで、フォーミュラの5割はムスクなのかもしれません。ただ、いくつかのムスクを重ねているはずなのですが、その1つが少しアニマリックなタイプに感じられるのです。ローズが少なからず効いているはずなのにローズのそれらしさをあまり感じ取れないほどムスクが強く、次いでサンダルウッドが2、3割ほど、それ以外が残りの2割ほどを占めているようなフォーミュラです。ほぼほぼサンダルウッドムスクで、香水というよりも1つのウッディムスクベースのようなシンプルさですが、このラストノートはお好きな方が多そう。(26/11/2025)


■Miss Balmain (1967年)

調香はRobert Piquet のFracasやBanditを手がけたGermaine Cellierで、Pierre Balmainの中でもいくつか手がけています。

トップ:アルデヒド、コリアンダー、ガーデニア、シトラスノート、ツヨン
ミドル:カーネーション、ナルシス、アイリス、ジャスミン、ローズ、ジョンキル
ベース:レザー、アンバー、パチョリ、カストリウム、モス、ベチバー

付けた瞬間にアルデヒドとコリアンダーがスパークし、ふわりとビターに広がるクラシカルな香りにうっとりしてしまいました。パチョリとアンバーのオリエンタルベースにクローヴ調のフローラルノートのカーネーションを重ね、その上に弾けるようなスパイシーグリーンを入れたというのが全体のイメージで、トップのスパイスとアルデヒドが消えると肌馴染みの良いフロリエンタルへと変化して落ち着きます。Miss DiorにDanaのTabuを足したような香りに、アルデヒドを追加したらこのような香りになるかもしれません。比較的安価に発売されている息の長い香りですが、近年のBalmainは過去の香りたちをリニューアルしていますので、そろそろこの香りも新たな形で発売されるのかもしれませんよ。(19/11/2012)



■Monsieur Balmain (1964年/1990年)

1964年の発売時の調香はGermaine Cellierだったのですが、1990年に再販された際にフォーミュラも変更されました。でも核となっているのはレモンでフレッシュな香りということに変わりはなく。

トップ:ミント、レモン、ビターオレンジねヴァーベナ、ベルガモット、ぺティグレン
ミドル:ローズ、ペッパー、ジンジャー、ナツメグ、ローズマリー、タイム、モス、サンダルウッド、ベチバー、セージ
ベース:シダーウッド、アンバー

このバルマンの良い点は昔から香りのイメージわ変えずにクラシカルなものをクラシカルなままで発売している点にあります。ボトルはリニューアルをしてもクラシカルなままだったりします。(時代の流行に媚びていない)また、価格もコティやアーデン製品のように安くカジュアルで、50mlだと3,000円程度で買えるというのも特徴です。香りの核はヴァーベナとレモンです。トップから微かなミントの香りとヴァーベナがスパークするように香ります。ロクシタンのヴァーベナに近いと言えば近いのですが、こちらの方がハーバルさが出ていて香水としては良い感じがします。ヴァーベナが少し薄れるとスパイスとローズマリー、セージなんかが少し香り出してきてハーバルさが心地良く感じるようになります。ベースノートはほとんど出てこないので、ウッディ系、アンバーノートは香りを安定させているだけで主張していません。ラストノートでは少しだけモスを感じますが、クラシカルというほどではないので使い安い香りですね。総じて言うとヴァーベナを核としたフレッシュなシトラスハーバルという香りです。(08/10/09)


■Ambre Gris (2008年)

ゴルフボールの乗っかったようなクラシカルなスクエアボトルが印象的です。「アンバーグリスを使用」ではなくて「アニマリックなアンバーグリス風」とあるので合成ノートの香りです。

トップ:ピンクペッパー、ベルガモット、シナモン、
ミドル:ダヴァナ、ミルラ、チュベローズ、イモーテル
ベース:アンバー、ベンゾイン、ガイヤックウッド、ホワイトムスク

2006年の秋よりデザイナーがChristophe Decarninが担当しているのですが、テーマがJolie Madame風ということで同じイメージで香りを作ったようです。香りはアンバーグリスと名づけられているもののアンバーグリス風ともあまり言えないオリエンタルな香りで、スパイスも強くないのでとても使い安いカジュアルな香りになっています。オリエンタルフゼアっぽい雰囲気もあるとのことだったので、もう少しメンズっぽさもあるのかと思ったらやっぱりレディースなのですね。でもフェミニンすぎないというかチュベローズがあまり出ていないので男性でも平気ですよ。系統的にはフロリエンタルだよなぁ。合成でも良いのでもう少しクラシカルなどっしりアンバーグリスを期待したのですが、ちょっと方向性が違っていたようです。これはベンゾインが強いんだろうなぁ。バニラというか微かなチョコレート香というか、甘い樹脂香の中にフローラルを入れた感じです。系統的に言うとPalazzo VecchioのMirraとかSMNのTabacco Toscanoとかと同じ系統です。(クセをなくした感じ)甘い樹脂香ということでオポポナックス系統のものも似ているのかもしれません。アンバーグリスを期待するとちょっと残念ですが、クセのない使い安いオリエンタルな香りとしては良いと思います。ラストノートはオポポナックス系の優しい香りになりますよ。(03/10/2008)

 

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