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Bois Blond / ボワ・ブロンド


<香 調> ソフトウッディームスク
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDT

トップ
シリアル、グラス、ガルバナム、シダーウッド、ヘイ(干草)、ヴァージニアブロンドタバコリーブス、アンバー、ムスク
ミドル
ラスト



 

2007年の限定品。真夏のウッディ。太陽を燦燦と浴びた樹木に、乾燥した干草、草原の青さを8月の「収穫祭」として限定発売したもの。

ガルバナムとウッディという珍しい組み合わせを試したくて購入したものなのですが、思ったほどガルバナムは出てきません。いわゆるおが屑系のウッディです。ドライな削りたてのウッディの香りもしているのですが、同時に甘やかな香りも登場し、時間と共にこのセクシーなウッディにアンバーが加わり、少しオリエンタルなウッディとなって落ち着きます。でも、基本的にウッディですから、そこまで重くはありません。ヘイとかシリアル(いわゆるオイル香)も感じられるほど強くはなく、グリーンノートがあまり出ていないのが寂しく感じられるほど。

 



もっともっとガルバナムが強く出ていたら珍しい系統になっていのかもしれません。シトラス系のグリーンにウッディというのは良く有りますが、これはノンシトラスなんです。 ユニセックスな部類ですが、どちらかというとメンズ寄りのウッディ系に感じるのはやはりラストにタバコの渋さが出ているからでしょうね。

(18/10/2007)

 

実に18年振りというレヴューですが、久しぶりに肌に乗せた香りはトップでシリアル香が感じられました。そうか、シリアルにヘイでアニス調のオイリーなトーンをトップノートにしたのですね。それでもブロンドウッドというタイトルの通りに、どっしりとウッディノートがセンターに位置し、その他の全ての香りはセンターを彩る様々なアクセントに留まっています。このウッディノートは、たっぷりのシダーウッドに少しビターなサンダルウッドを加え、強すぎない、アンバーウッディに近いタバコノートを配し、ほのかにスモーキーでおが屑香のウッディノートをムスクで包み込んだというのがラストノートとなっています。バニラやハニーの甘さではなく、樹脂系のオリエンタルさでもないため、力強いタイプではありませんが、EdTにしてはしっかりとした骨格で広がっていきます。

もともと限定品でリウォークコレクションとしても再販されてはいませんが、目立つような個性がないため、リウォークとなる際には再調香される可能性がありそう。特に彼の場合はこうしたウッディノートにレザーを合わせるのが好きだし得意ですからね。それはそれで楽しい香りになりそうです。

(14/01/2025)

 

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