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Tiger / タイガー


<香 調> スパイシーフローラルウッディ
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 60ml
<濃 度> Extrait de Parfum (20%)

トップ
キンカン、カルダモン、サフラン
ミドル
サンバックジャスミン、フランキンセンス、キャロットシード
ラスト
ベチバー、エボニーウッド、パピルス



2023年の発売で、調香はCristiano Canali。この香りは彼がBeeを制作している時にすでに手がけていた香りだそうで、発売までに長く時間がかかりました。インドのタイガーということで、インドのベチバーを軸に、どのようにして危険なニュアンスを盛り込むかで時間を要したようです。難産だったわけですね。


 

あぁ、全部香っている・・・というのが第一印象でした。カルダモンも強く感じられるし、アーシーなキャロットシードも香っている。サフランもわかるし、フルーティーなシトラスのキンカンもある。フローラルノートもあるし、ウッディノートもある。カルダモンがかなり強く効いたトップノートで、アーシーなウッディノートをベースにして混沌としたニュアンスをフルーティーフローラルなキンカンとサンバックジャスミンの組み合わせに重ねて表現した香りで、使いにくい香りではないのですが、とても個性的です。カルダモンがなくなってしまうと個性がなくなるし、フェミニンにするのも違う。カルダモンは時間と共に薄れ、アーシーなウッディムスクが肌に残るのですが、キャロットシードはウッディノートと相性が抜群に良いので、しっかりとまとまって落ち着きます。地表に伏して獲物を静かに見つめるタイガーの印象ですが、なんとなくその姿はマヌルネコにも思えてきます。それほど土っぽいアーシーさがあるのです。イラストが将軍のようなスタイルとなっていますが、香りもどちらかというと男性的です。

(05/05/2023)

 

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