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第9号/2008年7月31日

■お知らせ

今月はお盆休みだったり夏休みだったり、帰省されて東京にいらっしゃる方も多いことと思います。現に7月、8月は会社にお越しになられる方もいつもより多く、嬉しく思います。事前に日程とお時間、人数をお知らせいただけましたらそれだけで結構です。弊社は特にお盆休みはなく過ごしておりますのでどうぞお気軽にお問い合わせ下さい。お友達とお誘いあわせの上、ということで数人でのご来訪も歓迎です♪

■ムスクってどんな香り?

昨年から今年にかけてムスクをテーマにした香りが次々と発売されています。
Frederic Malleの新作「Dans tes bras」は「あなたの腕の中」という肌と肌の触れ合う香りをテーマとしています。9月に海外で発売されるStrange Invisible Perfumesの新作「Musc Botanique
」はそのまま植物性のムスクを使用した香りですし、9月3日(新宿伊勢丹先行)にようやく日本発売となるAnnick Goutalのオリエンタルシリーズ4つ目の香りもムスクです。ParisのColette限定で発売されたIndultのC-16もムスクの香りでしたね。

それぞれがテーマとしているのは「肌と肌の触れ合う香り」であったり「シーツの残り香」であったり、「通りすがりに気になるスキンムスク」 だったりします。でも、肌の香りってどのようなもので再現をしているの?と気になりますよね。肌の香りを再現するのに用いられるのがムスクなのです。昔から石鹸の香り付けに使われてきましたから、石鹸っぽいという表現が一般的には良く使われます。特にホワイトムスクなんかそうですよね。「ムスクが苦手」という意見をお聞きすることがありますが、よくよく伺ってみるとあまりムスクの香りを知らない、という方がほとんどであったことに驚き今回取り上げることとしました。ムスクのイメージはどうしても動物性のものを想像しがちですが、動物性のものを使用している香水はほとんどありませんので市場のものはほぼ合成か植物性のものを使用しています。具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。

ムスクは大きく分けて3つ存在します。動物性のもの、植物性のもの、合成のもの。動物性のものは近年中国で繁殖されており、殺さずとも手に入るようになってきたそうなのですが、それでも流通に乗せるほど大量ではありません。ワシントン条約で縛られているために日本には入ってこない香料でもあります。香りは薄っすらと動物香が香るのですが、本物は臭いだけですよ、ホント。

流通名は「赤花わた」
学名:Abelmoschus moschatus
自宅で栽培したものの種子
(左の花の種子)
アメリカから個人輸入した種子
(自宅栽培のものより一回り大きいです)

臭い動物香は別として、合成の香りと植物性の香りは香ることが可能です。植物性のムスクというのは花を香っていても香りを石鹸っぽく感じることありませんか?バラにも石鹸っぽいものがあったり、蘭にもあったりします。それは中に少しだけムスクを感じているからなのだと思うのですが、香料の世界では「アンブレットシード」と呼ばれるものを原料として採集されています。よく精油を取り扱うサイトで「ハイビスカス科の・・・」とあるのをみかけますが、花自体はハイビスカスそっくりでも「アオイ科」の植物です。ハイビスカスに似た花が咲くのですが、種子はオクラに似ているんですよ。ムスクの花としてムスクマロウが取り上げられることもありますが、あれはまた別物でムスクマロウの花や根から香料が実際に得られているのかは僕はわかりません。(見たことはないです・・・)
ということで、香水に使われているムスクを知るなら、アンブレットの種を潰してみたらムスクの香りがするのではないか、と思ったわけです。夏の花であるアンブレットは日本名で「赤花わた」と呼ばれています。綿の花はもっとアオイ科の花に近いのでハイビスカス風のアンブレットとはまた少し違うのですが、学名は「Abelmoschus moschatus」です。この学名の花をこちらで購入してみました。花は赤くて1日で萎みますが、受粉をしてあげると簡単に結実します。とても丈夫な花のようで、暑さに負けずに育つ姿は普通に育てていて華やかで楽しいです。(今ならイランイランも販売してますよ)

実際に種子を潰してみたのですが、あまり香りははっきりとしませんでした。少し多めに採集したら潰して溶剤に漬け込んでみようかと思います。

植物性の次は合成なのですが、合成ムスクというとこれまた悪者にされがちです。環境ホルモンと呼ばれて使用が制限されているからです。そんな合成ムスクですが、市場に出回っている製品にはとんでもなく多く使用されているんですよ。代表的にものはムスクケトン(Musk keton)なのですが、こちらは化粧品や石鹸に良く使われていてほの甘いパウダリーな香りを持っています。なんとフレーバーとしてキャンディーやガムなんかにも使用されているようです。(溶解する前は上の画像のような粉末になっています)合成ムスクはいろいろな会社が研究を進めていることもあり、様々な種類のものが発売されています。セレストリド(Celestolide)もその1つ。これはIFF社の商品名で、安定性に優れたムスクで残香性が良い(香りの持続が良い)ために石鹸だけでなく洗剤化粧品香料として幅広く使われている香料です。ムスクケトンもセレストリドも組織的には動物性のムスクとは何1つ関係ない香りなのだそうですが、植物性のものはどうなのでしょうか。天然のアンブレットシードから得られるオイルにはアンブレットリド(Ambrettolide)という成分が含まれています。この成分はフレーバーにも使用されていて、ラズベリー、ストロベリー、バナナ等に使用されているそうです。

一様に「ムスク調」とか「ムスク様」と表現されるのですが、なかなかイメージがつかめない方は石鹸で手を洗い、残り香を香ってみて下さい。温かみのある石鹸の残り香が1番イメージに近いですから。ムスクは肌に残って香ると残香性がとても良いことからセクシーさの象徴だと言われてきました。ムスクの香りがその人ごとの肌と重なることで独自の香りとなって広がるのです。そう、まるで体臭のような香り方をするのがムスクの特徴なのです。

今回はプレゼントとしてムスクの香りを選んでみましたので、様々なムスクを香ってみたい方は、最下部のプレゼントをご参照下さい♪

Byredoのデビュー

スウェーデンはストックホルム発のブランドがデビューです。2008年の夏に5つの香りでデビューで、ブランドの意味は「By Redolence」の略というか造語のようです。「良い香りと共に」というようなことでしょうか。創設者はBen Gorhamで、カナダはバンクーバー出身の方のようで、彼の思い出を元に香りにしているのだとか。調香を担当しているのはOlivia Giacobetti とPierre Wulffということで注目されています。5つの香りは全てEDPで

1、Chembur

インドのMumbaiにあるChembur地区をタイトルとした香りで、Ben Gorhamの母親が生まれ育った町なのだそうです。彼は幼少の頃にそこを訪れており、そのときの香りを記憶にとどめていたようです。

トップ:ベルガモット、レモン、エレミ、
ミドル:ジンジャー、インセンス、ナツメグ
ベース:ラブダナム、アンバー、ムスク

一瞬ベルガモットにレモン、ジンジャーのさっぱり系だと思ったらすぐにラブダナムがドカーッと出てきました。濃厚なラブダナムの香りながらアクアノートも出ていてさっぱりしたラブダナムというとても不思議な香りになっています。どっしりとオリエンタルさを楽しむ香りではなくて、さっぱりとしたラブダナムなんですよ。ミドル以降はラブダナムとアンバー調の香りにキュウリを足したような感じになります。予想していなかったコントラストでとても楽しいですね。


2、Green

70年代の後半に父親が使っていたコロンの香りの思い出。

トップ:ぺティグレン、セージ
ミドル:ジャスミン、ローズ、ハニーサックル、ヴァイオレット
ベース:トンカビーン、アーモンド、ムスク

パウダリーなグリーン香なんです。メンズのコロンにありがちなぺティグレンにローズマリーやセージを入れた香りに、ヴァイオレットリーフをドカッと入れた印象で、ふんわりと甘くパウダリーな香りがツンとしたグリーンと共に香ります。これも不思議な印象だなぁ。グリーンとパウダリーさが一緒になっているものってそれほどないように思うんですよ。グリーンはやっぱりさっぱりとした香りを想像しますよね。これは意表をつかれた香りです。力が抜けていくようなリラックス系の柔らかな香りになっています。


3、Gypsy Water

彼の受けたジプシー文化に基づいて作られた香り。

トップ:ベルガモット、レモン、ペッパー、ジュニパーベリー
ミドル:インセンス、パインニードルス、アイリス
ベース:アンバー、バニラ、サンダルウッド

アニス風のバニラが香っていながらレモンを楽しめるというちょっと違和感のある香り。レモンが消えていくとふんわりとした甘さのある香りになるのですが、とてもジプシー的な香りには感じません。アイリスとバニラにアンバーが重なったものを少しさっぱり目にまとめたという印象です。インセンスも弱いし、ペッパーも弱いのでクセがなくて使い安い香りだと思います。ラストノートでちょっとインセンスっぽさが出ていますが、これはアンバーなんだよなぁ。


4、Pulp

果肉と言うタイトルの通りにフルーツボールに入ったフルーツの香りをテーマとしたもの。

トップ:ベルガモット、ブラックカラント、カルダモン
ミドル:フィグ、レッドアップル、ティアラフラワー
ベース:シダーウッド、プラリネ、ピーチフラワー

まさにフルーツポンチ。トロピカルでジューシーなフルーツの果肉をさっぱりとした香りとしてまとめたものでフィグとアップルにちょっとマンゴーを加えたような香りです。時間と共にフィグがどんどん出てくるのですがウッディがあるのでそこそこしっかりと構築された感があって素敵だと思います。フィグの再現にココナッツっぽさを強くは感じないので、果肉の甘さがきちんと出ているのにココナッツ寄りではなくてお好きな人が多いのかも。トップが一番フルーツが出ていましたが、残るのはフィグです。


5、Rose Noir

花だけではなくてしっかりと地に根付いたバラをテーマとした香りのようです。

トップ:グレープフルーツ、フリージア
ミドル:ダマスクローズ
ベース:モス、ムスク

なるほど・・・という感じの香りです。シプレ系のローズなのですが、クラシカルになり過ぎないようにトップのフルーツがさっぱり感を出しているんです。フルーティー系のローズだとフレッシュなエネルギーを感じますが、これはモスがあるおかげで品良くまとまったローズになっています。決してクラシカルにはなっていないのが大きなポイントです。

ストックホルムでは発売されていますが、今後7月にロンドンのLes Senteurs、8月にはアメリカのBarney's New YorkとパリのColetteで発売されるそうです。

僕が1つだけ買うとしたらGreenかなぁ。次点でChemburという感じです。フランスはパリのコレット、ドイツのFirst in Fragrance等で発売が開始となっていますが、イギリスのこちらのサイトでサンプルを購入することが可能です。全種類を購入しても送料が無料なので試されたい方は是非♪

■精油はどこで買っていますか?

精油というのは日本の薬事では「雑貨」として輸入されています。それは必ずしも肌に乗せないから。アロマオイルとして活用するという名目で輸入をすれば直接肌につける人がいない以上問題はないわけです。使う人が希釈して(自分でブレンドして)使うわけですから、最終責任は手を加えた本人にあるというのが認識です。精油が雑貨扱いということはどういうことなのかと言うと、輸入代理店が化粧品等の製造販売許可を持っていなくても商品に手を加えられるということです。(自分の会社のボトルに小分けしてラベルを貼りかえる作業があります)100パーセント天然香料だと言いながら希釈して販売している会社も確かに存在していますし、アロマオイルを精油だと言い切って販売している知識のない業者も存在します。それではどういった業者が良いのでしょうか。

突き詰めて考えていくと簡単です。製造業種、農家から買うことが1番なのです。食品だって同じですよね。製造者の見える野菜が安全なわけですから。誰がどのようにして作っているのか、ここがポイントだったりするのですが、なかなかそうもいきません。製造元から輸入している業者よりも、安易に海外の代理店から購入をしているだけの業者がなんと多いことか。それだと海外の卸し元が希釈をしていたら判断がつかないじゃないですか。これも大きな問題です。

例えばこちらのお店の場合とこちらの場合。2つ目の方はアロマオイルはエッセンシャルオイルのことだと明記していますが、合成のアロマオイルはどうなるのかわかりません。アロマオイルというのは天然も合成も指してしまいますから、これでは僕は納得しませんよ。1つ目のお店はとても良心的というか勉強されていて、僕のようにあっちこっちの公園に出かけたり、植物と向き合って販売をしてらっしゃる様子が見受けられますが、販売店に並んでいる製品はこちらのサイトから輸入しただけなのです。イギリスのサイトのようなのですが、こちらのサイトの製品のみを扱っているのが上記の2つのお店です。となると、この大元のイギリスのお店の精油しか知らないわけですよね?良いものというのはきちんとセレクトしないと集まらないはずです。1つのサイトから輸入しただけのものなんてこだわっている本気の方とは、僕は思いません。しかも、このイギリスのサイトが卸している先はほとんどが中国で、後は台湾、香港などが続きます。隣国フランスはわずか1ヶ所でしかなく、アメリカは皆無でカナダが1ヶ所あるのみです。ここから読み取れる事実というのは「卸価格が安い」ということではないでしょうか。フランスもアメリカも自国に良いものがあるだけだと思います。こちらのサイトはユーザー登録をする際にショップなのかアロマセラピストなのか用途というか職業を記載しなくてはならないのですが、それを記載すると価格が見られる仕組みになっています。卸価格がいかに安いか知りたい方はアロマセラピストで登録してみると良いかも・・・。きっとショッキングな価格だと思いますよ!!

こちらのサイトのように本当は1ヶ所で全ての精油を揃えられると楽なのですが、なかなかそうもいきません。会社には得意な分野と不得意な分野があり、商品数を揃えるためだけに加えているものもあります。得意なものだけでは品数が少ない場合はそうするのが一般的な考え方ですよね。ショップを見る時の見極めの中で一番簡単なのはその店がどこまで精通しているか、です。

1、ラテン語の学名が表記してあること
2、部位が正しいこと
3、成分表があること
4、禁忌含めて内容が正しいこと
5、アロマオイルとエッセンシャルオイルの違いを明確に区別していること

そして何よりも販売している側が正しい知識を持っているということ。それが垣間見れる言葉で文章をまとめていること。

サンダルウッドの精油を見た時、マイソール産なんてあったら絶対嘘です。日本の一般業者間に流通するほど出回っていないので、インド産をマイソール産と偽っているか、希釈されている可能性が高いです。変わった精油を多く扱っている会社も要注意です。精油というのは一度にいくつもの会社から買わないでしょうから、リピートする際には違う会社のものを買うのも良いと思います。価格が安いものはどんな世界でもそうですが、質が良いとは言えないものが多いです。安いものには理由があるのですから。

ヒノキやヒバ、カンファー(樟脳)、黒文字なんかは国内で精油を生産しており、それらをオンラインで買うことが出来ますので、一つ一つ揃えていくのも良いと思いますよ。確実ですから。海外の場合生産者から買うということはなかなか難しいのですが、ローズについては買えます。前回の香りのオフ会で使用しましたローズオットーとローズアブソリュートはブルガリア国立研究所のものが1番流通が多いはずです。こちらは日本語サイトまで出来ていますから、Paypalで購入が可能です。日本でも同じものを扱っている業者がたくさんありますし、こちらの精油を使用していると謳っている製品もたくさんあります。でも、大元から買うのが1番安いんですよ。当然ですけど。しかも、安心です。

更に裏技を書くと、日本語サイトではなくて英語版のサイトで買う方が安いんです!!

ローズオットーの場合
ローズアブソリュートの場合
容量
価格
価格
容量
価格
価格
2ml 5,700円 39ドル 2ml 5,700円 39ドル
4ml 9,100円 61ドル 4ml 7,900円 53ドル
8ml 17,100円 108ドル 8ml 11,900円 72ドル

日本だと0.5mlで3,000円くらいです。1mlで4,000円なんてトコもあります。日本語サイトの方の説明だとエアメールで1300円と記載がありますが、100ドル以上だったかな?一定金額で送料が無料になるんですよ、英語版だと。僕は合計130ドルくらいだったので無料だった上に、5日で到着するというスピードも素晴らしかったです。送付はブルガリア本国ではなくて、こちらの会社の本社があるアメリカからの発送になるので安心です。こちらではハンドクリームやローズオイルも最近商品が増えましたので買って見ると楽しいのかも。ローズ以外にラベンダーも取り扱っていますよ。こちらも製造元なのでラバンジンをラベンダーと書き換えて販売したりはしていないはずです。

結果としては、きちんと生産者に向き合っている精油販売業者が1番だと思います。僕は購入したことがないのですが、こちらの方々は現地に行かれて花や植物と向き合っていますから、こういう業者の方が信用性は高いです。

いろいろと考えてみたものの、とても簡単に輸入が出来てしまうのも、誰でも販売が出来るということも、資格の取得が簡単なのも全てが要因ではありますが、クオリティの高い本当の意味でのスペシャリストの方々を見つけにくいような気がします。販売のサイトもそうですね。もっと厳しい基準があれば安心感も増すのですが・・・。上でご紹介しました通りにたどってみたら卸し元が同じだった・・・なんてよくあることでしょうから、信用の出来るお店を、信用の出来る販売員の方を見つけるのが1番良いのかなぁ。僕はいろいろなものを試してみたいので1ヶ所に片寄ることなく海外のサイトもいくつか使って幅広く集めてみたいと思います。

■今後の国内発売の新作ニュース

8月はもうサマーフレグランスではなくて秋からのものになります。でもそんな中でドカッと発売をするのがGivenchyです。2007年のハーベストシリーズ3種が発売となります。発売日は8/15です。内容としてはAmarigeがインド産のミモザ、Very Irresistibleはモロッコ産のダマスクローズ、Organzaはエジプト産のジャスミンと産地を変えて発売です。昨年はイランイランとかネロリだったのですが、今年は2006年のもの(2006年のハーベストはグラース産ミモザのAmarige、ブルガリア産ダマスクローズのVery Irresistibleにインド産ジャスミンのOrganzaでした)に戻るんですね。数量限定ですので試されたい方は今月中にカウンターに行った方が良いかもしれませんよ。


1、Amarige Mimosa

インドのTamil Nadu産ミモザアブソリュートを使用したアマリージュのハーベストシリーズ。

トップ:マンダリンリーフ、ネロリ、ミモザ
ミドル:ミモザアブソリュート
ベース:プレシャスウッド

2、Very Irresistible Damascena Rose
モロッコのバラの谷で得られたダマスクローズオイルを使用したハーベストシリーズ。

トップ:ダマスクローズ
ミドル:オリジナルのVery Irresistibleに使われているローズブーケ
ベース:レザー、パチョリ

3、Organza Jasmine

エジプトのナイルデルタ産のジャスミンアブソリュートを使用したハーベストシリーズ。

トップ:ハニーサックル、ぺティグレン、ネロリ
ミドル:エジプシャンジャスミン
ベース:バニラ、ナツメグ


8/15同時発売となるのはPi Neoです。
1998年に発売されたパイの新作で、マトリックスにインスパイアされており、キアヌリーブスの演じたネオがタイトルになっています。調香を手がけたのはGivaudan社。

トップ:マンダリン、ベルガモット
ミドル:ミルラ、シダーウッド
ベース:パチョリ

この5つが核となっていて、香りもボトルもハイテクで近未来的なのだと言うのですが、ビジュアルからはあまり伝わってきません。実際にボトルを手に取るとピラミッド型の部分が立体的になっていて「おぉ」とうなるものなのかもしれませんけど、これだけではなんとも。でも国内発売は世界展開の9月に先駆けてのものです。日本がこんなに早いとはびっくりです。今までのパイとは別物になっていると思いますが、今までのものよりも良いような気がします。

8月自体は後はクリーンパルファムからの発売があるくらいでしょうか。Gucci by GucciのEDTも新発売ですね。こちらはピンクで今までのものよりもライトに使いやすくなっているはずです。

注目したいのは今月ではなくて来月です。 9/1にはゴルチェのマダムが、フェラガモはタスカンソウルが、ヴェルサーチからはプールオムが発売となります。9/5には早くもゲランのオムが発売に。D&GからはようやくThe Oneのメンズも発売に。キャロライナヘレラのCHが何故か今頃になって発売されるとか、マライアキャリーのピンクバージョン「ルシャスピンク」なんてのも発売になりますよ。後は、6月に3種類を発売したシュウウエムラからは同じオーデフルールのシリーズとしてシルク、ティー、マグノリアの3種が6,300円で発売となります。

また、新宿伊勢丹ではこの秋にフロアが一新されます。銀座だと言われていたジョーマローンの上陸が伊勢丹だそうです。1階にカウンターで展開するそうですよ。もちろんその後に銀座もありえますけど。シャンテカイユも伊勢丹に入りますし、以前からご紹介していたアクア・ディ・ビエッラも9月からメンズ館にて取り扱いが開始となるそうです。これは嬉しいですよね。更にアニックグタールのオリエンタルシリーズ4種(ムスクノマドも発売だそうです)も9/3〜18の新宿伊勢丹先行で発売開始、ラルチザンの新作のフルールドリアンも9/3から新宿伊勢丹先行で発売開始なのです。この秋は目白押しですね。

そしてそしてPalazzo Vecchioも9月には新作(というか日本で新発売)となる香りを用意していますので、そちらもお楽しみに♪

■プレゼント (各3名様)

今回は上で紹介しました通りにムスクを基本としたセットと先月くらいにすっかり復活をしたAva Luxeの香りをいくつかセットとしてご用意しました。

Aセットは合成も天然も動物も植物も含めた全部ムスクの比較セット。(3名様)
1、セレストリド(Celestolide)〜合成ムスクの香り
2、アンブレットリド(Ambrettolide)〜植物性ムスクの香り
3、アニマルムスクブレンド(Musk Deer Blend)〜アニマルムスクの香り
4、Lorenzo Villoresiの「Musk」〜典型的なムスクの香り
5、Santa Maria Novellaの「Musc」〜植物性ムスクの香り
6、Kiehl'sの「Original Musk brend No1」〜日本再上陸決定
7、Le Laboの「Labdanum 18」 〜ラブダナムというタイトルながら香りはムスクが強いです
8、Secret

BセットAva Luxe購入予定の方にはぴったりなサンプルセット。 (3名様)
Tokion、Incense Rose、Nag Champa、Loukhoum、Peonies、Gardenia Musk、KretekにSectetを加えて全8種

応募はこちらから。(月曜日正午締め切りです→締め切り)
今回も随分と長くなってしまいましたが、お付き合い下さいましてありがとうございました ! !

 

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