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■ドキドキが止まらない。

 

 

今回の旅は展示会と無関係な個人の旅だったため、どーんと構えていたのですが、日程が近づくにつれて高知沖でUターンするはずだった台風は九州を直撃する形となりました。

それからのルートがなかなか予測不可能だったというのは皆さんご存じの通り。

奇しくも、旅立つ29日は九州横断(しかもオフィスのある国東半島直撃)というまさに直撃という悪運。ニュースを見て、天気図を見て、愛用しているWindyで進路予想や風の強さ、向きなどを知れば知るほど高くなる絶望感

それでも、なかなか欠航にはならない。大分発着便は欠航となっているのに福岡はまだほとんど欠航していなかったのです。それもなかなか諦めが付かなかった点ではあるのですが、このままモヤモヤと朝を迎え、早朝発の電車で福岡に向かうよりも、前泊して福岡で見守った方が精神的には良いだろうと判断し、福岡前泊にしたのでした。その時の福岡は風は時折吹くものの、まだ台風は長崎にあり、小雨の降る夜という感じでした。

ほとんど眠れぬ夜を過ごし、朝を迎えても欠航にはなっていない。これは一縷の望みをつなぐしかない。でも、予定していたフライトは15:00、12:00の時点の予報は以下のようなものでした。いや、以下のものより進んでいたことと思います。

 

 

夏場から秋にかけての台風シーズンに旅を計画された場合、欠航という憂き目に合う確率が他のシーズンより多いわけで、一応経験として以下を記しておきたいと思います。

まず、国内線と国際線だと、国際線の方が欠航率は低いです。結構強風でも飛びます。それは、代替えルートが少ないことと、マイナスが大きいこともあるのですが、基本的に高度が違うため、飛んでしまえば台風の上を通過することになるので、飛びさえすれば良いのです。そして空港によっては、かなりの強風でも飛びます。それは機体に対して向かい風だった場合、風の強さはいくらでも飛べるから。

ところが、福岡空港は飛び立つ向きに対して完全な横風でした。横風の場合、15メートルくらいで欠航の判断がなされ、25メートルは完全にアウトとなります。12〜15が微妙と判断される中、当日の予報は15メートルそのものだったのでした。(Windyでは空港の情報も知ることが出来ます)

 

 

アシアナ航空の、福岡 → 仁川、仁川 → アルマティ(カザフスタン)というチケットを、HISを通じて購入していました。

アシアナ航空の福岡発便は、11:30、15:00、20:40の1日3便。仁川に先に着いていたとしたら・・・と考えるも、コネクトチケット(乗り継ぎ)は基本的にバラバラにできません。それはおそらく共同運航されている可能性が高く、システム的に管理が難しいのでしょう。ということは、他社便で仁川入りしても、チケットはつながらないのです。

この時、僕はアルマティのホテルも手配済でしたし、翌々日のアルマティからタシケント含め、ウズベキスタン国内2便と合計3便、全ての宿泊も予約済でした。

それが全部ダメになってしまう。

 

考えるだけで恐ろしい!!

 

29日当日の朝、15:00の便の僕は、朝7:30から福岡空港で待機することにしました。それは、何とかして11:30の便に乗れないかと考えていたから

15:00の便がダメであっても、11:30の便は飛ぶかもしれない。朝8:00の時点ではどちらの便も欠航にはなっていなかったため、アシアナのカウンターで聞くと、アシアナ航空のオフィシャルで手配したチケットでないと振替はできないとのこと。当然と言えば当然のことですから、HISに連絡をしました。九州管轄のオフィスは10:00からの対応とのことでしたが、9:30に連絡をさせるとのこと。おそらく台風対応で緊急体制を取っていたのではないかと思います。

 

午前の便の欠航は少なく、搭乗手続きする人たちを恨めしく眺めるしかなかった。
下から4つ目、4社のコードシェアです。

 

HISからの電話を待っている間に、遂に15:00の僕の予定していた便が欠航となった旨、メールで届きました。メールには払い戻ししか対応が取れないとの記載があります。つまり、振替便がない、と。

 

絶望しかない

 

あまりに無情すぎる内容。

 

この時の絶望感は半端なかった。でも個人旅だし、迷惑かけるのはホテルくらいだし、お金払えば何とかなるものなのだから、一旦家に帰って来月でもリスケジュールするかと思い始めていた時、HISから電話がありました。

 

HIS : 明日も明後日も振替便はないんです。
僕 : アルマティではなく、タシケントではどうですか? (2日後にタシケント着ならば、途中から旅は続けられる)
HIS : (ハッとして)急いでお調べします!! ・・・あることはあるのですが、随分お値段が高くなってしまいます・・・。
僕 : 別便で仁川入りすることも、チケットを分けることも無理なんですよね?
HIS : そうなんです、一部のみの分割利用はできないんです。
僕 : 11:30のOZ 131便は欠航になっていないのですが、そちらに振り替えはできませんか? 空席情報の確認はできますか?
HIS : 残念なことに全て満席となっており、振替はできません。

 

絶望感ピークに達する

 

HIS : でも、HIS枠(の分)が満席なだけで、他の旅行会社割り当て分は残数がある可能性もありますし、当日だから完売表記になっている可能性もありますから、諦めずにカウンターでお聞きしてみてください。

 

ここで僕のスイッチが切り替わりました。そうだよ、ギリギリまで諦めてはダメなのだ!! (脳をフル回転!!)

 

そこで、搭乗手続きが始まっていた(欠航にはならなかった)OZ 131便のカウンターで、OZ 133便が欠航になった旨を伝え、もう一度ダメ元で振替を依頼すると、すんなりと振替をしていただけたのでした。(この時、空港ではまだOZ 133便が欠航となった旨のアナウンスはされていませんでした)

 

さっきは断られたのに何故なのか。つまり、OZ133便が欠航になれば、アシアナの責任上として振替が可能だったということです。8:00の時点では欠航になっていなかったため、手続きを断られていたわけです。スムーズに振替が完了した直後、HISからその後はいかがでしたか? と折り返しの電話があり、振替できた旨を伝えると、極上のテンションで「はぁ〜、良かったですぅ〜!!!!!」と驚喜。もちろん僕のテンションもマックスでしたとも。

 

振替手続きがなされた際、カウンターのスタッフがやり取りしていた言葉がひっかかりました。「え、それは知りませんでした。どうですか? あ、わかりました」。

たったそれだけのことでしたが、そこでピンと来ました。OZ 131便は、8:45分仁川発のOZ 132便の機体が使用されます。OZ 132便が遅れてフライトした連絡だった、つまり、OZ 132便は遅れたけど飛んだ、と。それは131便用の機体が福岡に到着することを意味していました。機体があるならば、飛ぶ可能性はかなり高い。(Googleでに便名を入れるだけで現状が表示されますので、簡単に調べられます)

でも、そこで気が抜けなかったのは、出国手続きし、搭乗エリアですら他社便の欠航アナウンスが響きわたり、払い戻し手続きがなされていたから。特に中国便が多かったです。怖い怖い怖い。飛ぶまで気が抜けない!!!

無事にOZ 132便が福岡空港に到着し、OZ 131便となっのは1時間遅れの12:00。12:30を過ぎて搭乗が始まって初めて安心感を得られたのでした。なんともドラマチックな展開となった旅立ちの朝。

 

 

 

行ってきます!!! (もうグッタリ)

 

 

後日談としては、20:40発のOZ 135便はもちろんのこと、翌30日のフライトも全てが欠航になったそうです。ギリギリのギリギリで前便に振り替えるという離れ業を決めて事なきを得たわけですが、通常15:00便であれば空港に行くのは13:00頃なわけで、8:37に欠航アナウンスを自宅で知ったならば、誰もが諦めてしまうことでしょう。でも、11:30の便に望みをかけて朝一から空港で待機していたことで、ほぼ満席だったOZ 131便に滑り込めたのですから、考えに考えた粘り勝ち、絶望から奇跡の大逆転だった気がします。

 

涙が出そうでした。(でも出ない)

 

海外に行かれる際、欠航になったらどうするのか。同じ会社の同じ空港の発着便がいくつあるのか確認し、その便で使用する機体が到着しているのかを確認し、自分の便が欠航になった時点で欠航になっていない(前)便への振り替えを速攻で依頼するという技が、別の誰かにも役立ちますよう、公開としてメモしておきます〜。皆さん、最後まで諦めるなー!!

(11/09/2024)

 

 

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