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Via Lanvin / ヴィア・ランバン


<香 調> シプレグリーンフローラル
<仕 様> レディース
<容 量> 60ml
<濃 度> EDT

トップ
グリーンリーフ、ベルガモット、アルデヒド、ヴァイオレット、レモン
ミドル
スズラン、ジャスミン、アイリス、カーネーション、ローズ、イランイラン、ナルシス
ラスト
ベチバー、シダーウッド、サンダルウッド、ムスク、アンバー、オークモス



1971年発売。当時、日本の正規代理店は今のブルーベルだったのですが、社名がブルーベルとなったのは1976年のことです。こちらのボトルの日本語ラベルはブルーベルになる前の前の社名となっているために、1971年〜1975年までの商品であることがわかります。発売と同時に国内発売されることは稀ですから、おそらく翌年の1972年〜75年の間の製品なのではないかと思います。

 

 


当時、というか1971年には有名なChanelのNo.19が発売された年です。74年には若き日のJean-Claude EllenaがSisleyのEau de Campagneを手がけていますが、3作共にグリーンフローラルで、SisleyとこのVia Lanvinは共にグリーンシプレです。とっても明るいキリリとしたグリーンノートに包まれて涼しげなフローラルノートが見え隠れしているのですが、ベースノートはほとんど顔を出さずにスズランとジャスミンにグリーンノートを足してシプレにしたような雰囲気です。付けた瞬間のアルコールの強さにびっくりしましたが、アルコール臭が引くとスズランがシプレと共に現れてクラシカルな良さを感じられるようになります。Eau de Campagneの方がガルバナムのグリーン香が強くてこちらの方がフェミニンさを感じるのですが、No.19のようにアイリスは前に出てきませんね。青くさっぱりとしたレディースの香りが流行していた時代なのでしょうか。右の画像のものがパルファムなのですが、この形のEdPも発売されていたようです。何をイメージしたボトルだったのか、どういう意図のもとに作られたものなのか香りやボトルの背景は見えないのですが、80年代半ばには早くも廃番となってしまった香りのようです。

(27/10/2010)

 

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