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Detchema / デッチマ


<香 調> フローラルアルデヒド
<仕 様> レディース
<容 量> 60ml、100ml
<濃 度> P

トップ
アルデヒド、ピーチ、ヒヤシンス、ネロリ、ベルガモット
ミドル
カーネーション、ジャスミン、イランイラン、スズラン、ローズ
ラスト
レザー、サンダルウッド、トンカビーン、アンバー、ムスク、アイリス、ベチバー



1953年発売でRevillonにとってもいわば代表作。5年前に発売されているBalenciagaのLe Dixの流れを汲んでいるというか、もっと前だとNo.5等のフローラルアルデヒドの流れを汲んだ香り。(Le Dixはヴァイオレットが強いのでトップのニュアンスは別ものです)画像のものはカネボウが発売をしていたBaccaratのクリスタルボトルで中身はパルファムです。

香りはとってもストレートにフローラルアルデヒドで後年のマダムロシャスに通じていく香りです。トップのピーチはわからないくらいで、ヒヤシンスも微かな香り方です。印象としては清楚なホワイトフローラルにアルデヒドなので、ジャスミン、スズラン、シトラスノート、イランイランが核になっているのではないでしょうか。この組み合わせだとシャネルのNo.5を彷彿とさせる香りであるのも分かるかと思います。ただ、このパルファムはラストノートのムスクに少しだけアニマリックな感じがあってムスク自体が強く残ります。もったりと重いムスクではなくて、どちらかというとクリーンで洗剤っぽいムスクです。(いわゆるクリアな石鹸香)

 


フローラルアルデヒドから石鹸香に変わる様子は素肌感を感じさせてくれるセクシーな香りで、古き良き「香水ってこういうものだよね」という高級感とか品格を醸し出しています。EDTの方がひょっとしたらフローラルノートが強く出ているのかな?と思うのですが、パルファムだとしっとりと肌に馴染んでゆっくりと香りますので、香りたちがとても穏やかでラストのムスクの印象が強いです。ラストノートはウッディ調の香りもレザーもあまり香らないのですが、アイリスはムスクと共に香っています。

(09/03/2010)

 

 

Baccaratボトル以外にも、ヴィンテージのこういったボトルもあります。これは、53年の発売当初から60年代まで発売されていた初期のボトルで、70年代に入るとSerge Mansauによるボトルデザイン(上記のポスターのタイプ)へと切り替わります。ですから、このタイプが一番古いものでサイズは60mlです。未開封ですのでまだ試せてはいないのですが・・・。そのうち、比較をしてみたいと思います。

(09/01/2018)

 

 

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