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Besame Mucho / ベサメムーチョ


<香 調> アロマティックウッディレザー
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> EDP

トップ
ブラッドマンダリン、フランキンセンス、ピンクペッパー
ミドル
アイリス、アンブレット、ブラックカラント
ラスト
ブラックレザー、アトラスシダーウッド、サンダルウッド



2017年発売。Christophe Raynaudによる調香で、Consuelo Velazquezが歌った1940年の曲。私にもっとキスしてというタイトルから、ハグしてキスしたくなる香りを作ったのだそう。誰もが知るだろうこの歌は、なんと17歳の時の作られた曲だそう。後にビートルズもカバーしましたが、最もカバーされたスペイン歌曲のようですよ。

 

 

 

女性ヴォーカルにコーラスが重なっていく、とてもクラシカルなラテン曲はレザーとなりました。シトラスとピンクペッパーが火花のように弾ける辺り、HermesのEau de Merveillesを彷彿とさせますが、香りは静かにアイリスレザーへと切り替わっていきます。パウダリーすぎないウッディ寄りのレザーで、ペッパーやフランキンセンスの残り香がレザーに重なり、ムスクに溶けて肌に残ります。とてもユニセックスなバランスで、使う方によって表情を変えそうな香り。

(09/05/2023)


 

最初の香りはどれにしよう・・・としばし悩み、第一印象ではSexual Healingだったのですが、とても分かりやすい香りだったため、肌で試した結果でこの香りを選びました。あの歌から、あのヴォーカルからこの香りがイメージされたかと思うと、作り手のイマジネーションは本当に自由そのもので、「好きに作っていいよ」と言われた時のキラキラした感覚を覚えたのでした。

シトラスノートとブラックカラント、ピンクペッパーはトップノートの賑やかしのようなもので、音楽で言えばイントロのようなもの。続く香りは滑らかなウッディレザーで、それらをアイリスが彩りながら広がっていきます。押しつけがましくない、主張が多すぎない個性。レザーは男性的にも女性的にも変化する香りですが、これは使う人たちによって変化するような、どちらにもなりうるバランス。上記でも同じ記載をしていましたので、印象はサンプルとボトルで変わっていないとないようですね。

フルボトルを手にして分かったのは、近年多くなった透明なスプレーノズルを使用しているということ。液体に溶けてスプレーノズルが全く見えないのです。過剰過ぎないボックスも個人輸入派には嬉しいところですよね。

(25/09/2023)

 

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