Sinan Saulが2023年にスタートさせたトルコのパフューマリー。ブランド名は儚い、一時的なという意味のEphemeralと、香水と肌という2つの関係を表すDyadicで、形容詞+形容詞の形。つまり、Dyadicの後に名詞のPerfumeが略されているのでしょう。

展示会で気になったのは、このブランドがトルコ色を消していたことでした。トルコ発のパフューマリーも毎年増えていますから、そろそろそこを気にしない、世界展開を最初から見据えた、トルコであることにこだわらない、そこを推さないブランドというのもあっても良いですよね。8種の香りでデビューしたのですが、フェミニンなものはないけれどとてもバランスが良く、1つ1つの香りの印象も攻めたものが多くて好印象だったのですが、テーマとなっている各香りのストーリーはとても微妙です。

50mlのEdPが180ドル、ディスカバリーセットは60ドルで発売に。ボトルはLes Liquides Imaginairesなんかと同じタイプですね。(24/06/2024)