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Caelum / カエルム


<香 調> オリエンタルグルマン
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 100ml
<濃 度> EDP

トップ
マンダリン、ピーチ、ラム、シナモン、チョコレート
ミドル
カラメル、オレンジブロッサム、ジャスミン
ラスト
ウード、サンダルウッド、アンバー、バニラ、オークモス



2022年秋に発売された4種の香りのうちの1つで、3Dロゴはダークシルバー。ずっしりと重いボトルから溢れた香りは、香ばしいナッツの入ったチョコレートクッキーでした。4つ全てを試した段階で、一番その時の気分に合った香りを選んだのですが、それがカカオだったのでした。そはグルマンが好きというよりも、展示会での流行を示す香りの1つがナッツ調のカカオに感じていたから。だから、この香りはまさに流行の最先端です。

 

  

 

フルーツやラムはそれとわかるほど強くはなく、香ばしいナッツとチョコレートというよりカカオが広がり、香りはそこから微かにフローラルのトーンを感じさせながら、オリエンタルなベースへとつながっていきます。トップを過ぎればグルマンではなくオリエンタルとなり、カカオはやがてホワイトチョコレートへと変化し、アンバーノートを柔らかくしていきます。ウードが強すぎるものではないのも好感触で、またアンバーグリスが主張しないのも次の時代を感じさせるポイントです。また、いつまでもしつこく残らないEdPにしたのも調香と濃度があっており、ホワイトチョコレートがオリエンタルに重なったラストノートはボトルから受ける硬派で無骨な印象とは違い、とても柔らかく繊細です。どうしてこの香りが空と名付けられたのか、どこがそこに通じていくのか、お聞きしたいと思います。

(28/04/2023)

 


(C)Borys Dolgopolsky

 

 

 


 

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