2018年にミラノでスタートしたレザーバッグブランド。創設者はCael Pipinで、もともとはアーティストです。幼少期をドイツで過ごし、イタリアに戻ると少し不気味にも思える力強い顔を描き始めました。アクリル絵の具やエポキシ樹脂、スプレーなども使用した画き殴り系のアートで、独特の雰囲気とパワーが感じられます。

ブランドのスタートから4年で4種の香りをリリース。コレクション名はラテン語のArmisなのですが、それは全てのボトルがステンレススチールに入っているから。ラテン語のArmisの意味は鎧なんですよね。ボトルには浮き出たロゴがあしらわれ、キャップもぴったりと収まる無駄のない、隙間もないデザイン。このステンレススチールの部分は取り外すことが出来ず、中のガラスボトルがどのようなものなのかはわからないようになっています。これがとにかく重い。ボックス込みで835gありました。

ワイドではなく縦長で短い動画は今の時代、スマホやTikTok世代を意識した印象を受けます。

また、2023年の展示会に出展はしなかったものの、会期に合わせてミラノの本店でパーティーが開催されました。左はオーナーのCael Pipin、右は4種の調香を担当したChris Mauriceです。

(C)Borys Dolgopolsky

少し無骨でやんちゃなテイストが感じられるラグジュアリーな商品ですから、すぐに世界に認められることと思います。こうしたテイストはあまりなかったですからね。(28/04/2023)