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odenaturae / オードゥナトゥーラエ


<香 調> アロマティックウッディムスク
<仕 様> ユニセックス
<容 量> 50ml
<濃 度> Extrait de Parfum

トップ
ビターオレンジ、トマトリーフ、ワイルドベリー、ヒソップ、ブルーカモミール、ローマンカモミール、バジル、イモーテル、ローレル、マスティック、クラリセージ、セボリー、アンジェリカ、ローズabs、オレンジブロッサムabs、ブルームabs、ヘイabs、パチョリ、シダーウッド
ミドル
ラスト



2023年発売。共和制ローマ時代の末にラテン文学の黄金期を確立させた詩人Virgilの詩にインスパイアされた香り。彼は牧歌、農耕詩などで知られ、その中でも田園風景をテーマとした香りに。特に春の終わり、つまりは陽ざしが暖かさを増し、青葉がぐっと色濃くなりつつあるシーズンです。日本ではその頃から梅雨に入るわけですが、イタリアでは朝はヒンヤリと涼しく、午後はTシャツという過ごしやすいシーズンです。

 

 

4つ目の香りは今までで一番アロマティックな香りとなりました。青々とした芽吹きのシーズンは、グリーンノートを多用してSisleyのEau de Campagneのように爽快なグリーンシプレにすることが多いのではないかと思いますが、彼の場合はもっとイタリアらしくバジルを利かせたアロマティックとなりました。いろいろなハーブが全体としてアロマティックに広がるのです。グリーンノートの合成香料はあまり突出して感じられず、トップではカモミールが少しフルーティーなアクセントを添えて渋く香っていました。3種のカモミールを合わせたそうです。ベースはシプレではなくパチョリとウッディノートのみで、アブソリュートの中の渋めなアンダートーンを主体にして合わせたもので、近年多いグイグイと主張するアンバーグリス系のアンダートーンもなく、穏やかさを増し、ハニーノートの効いたアロマティックウッディムスクとなって落ち着きます。いろいろと精油が多く使用されていますので、その欠片を楽しながら一息つく感じで、牧歌的なテーマにとてもマッチした香りだと思います。画像の中のFundamentalクッキーは、割れてしまっていますが、ラベンダーとカカオチップの入ったハニークッキーでした。彼は毎回クッキーを用意してブースで迎えてくれます。

(17/04/2023)

 

 

最初の1本はこの香りにしようと決めていたのでした。コロナ禍を抜けた後は毎年1本ずつと、今までよりも少し加速したリリースペースとなりましたが、それだけ順調だということでしょう。もはや50mlのExtrait de Parfumが170ユーロだとリーズナブルに思えてしまいます。

カモミールにフラワーアブソリュートをアクセントとした香りですが、香りの印象はバジルなどアニス調のアロマティックノートがメインで、アロマティックなグリーンだとGuerlainのAqua AllegoriaのHerba Frescaが思い出されますが、Herba Frescaはもっと合成香料のグリーンノートが強く、全体的に明るくフレッシュなトーンであるのに対し、こちらはもっと地上、寝そべっているような地表近くの落ち着いたトーンで広がります。だから、明るくフレッシュなグリーンではなく、落ち着いたアロマティックウッディとなっているのです。

大自然と一言にまとめるには幅広過ぎるテーマですが、大自然の中でも宇宙から地球へ、地球の中でも草原へ、その草原に設置されたテーブルではなく、その横で寝そべる姿に視点を合わせていくような香り。イタリアに限らずですが、おばあちゃんの知恵的なものでカモミールはありとあらゆる場面で取りざたされる全てに効くハーブティー、チンキのようなもの。Andreaにとってそうしたカモミールやハーブ類の香りは幼少期の記憶と密接につながっているのでしょう。上記でも触れていますが、ベースにアンバーグリスがなく、アンバーウッディも主張しない点が近年のフレグランスとは違います。

(20/06/2025)

 

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