そんな彼らが父へのオマージュとして2003年に作り出したのがYuzu RougeとCedreです。その後2006年にLysという香りを発売し、現在は3種があります。EDTの他にもキャンドルがあるのですが、調香したのはグラース生まれ、グラース育ち、父親も調香師だというRaphael Hauryで、ダリのAgua VerdeとかクラランスのPar Amourとか手がけた若手の調香師です。

ナチュラルであること、天然香料を用いた本物の香りを手作りすることを大切に、販路も極端に制限しているようです。まさに、にニッチフレグランスの真髄ですね。(03/10/2008)

2019年4月、ボトルリニューアルをして、8種の香りでリスタートとなりました。調香はNicolas Chabertの叔父のJacques Chabertの指導の下、グラースの調香師たちによって作られました。お父様は2006年まで現役だったそうです。今回はジュエリーデザイナーさんだという妹さんと二人でのリスタートで、過去の2つのラインは追って再販されるそうです。100mlのEdPが182、222、300、330、そしてなんと440ドルで発売に。サンプルセットは60ドルで、フルボトルもサンプルセットも送料無料のようですよ。(10/04/2019)